「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」('16) | Marc のぷーたろー日記

「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」('16)

 

不倫相手の女性を殺害した容疑をかけられた青年実業家の弁護を引き受けることになった無罪請負人の敏腕女性弁護士が事件の真相に迫っていく姿を描いたサスペンス映画です。主演はマリオ・カサス、アナ・ワヘネル、共演はホセ・コロナド、バルバラ・レニー、フランセスク・オレーリャ他。

 

惜しいなぁ…。

 

比較的好みの話なので楽しめたことは楽しめたのだけれど、オチが最初から見え見えなのはともかく、あそこまで露骨に主人公に迫っているのに、狡猾なはずの主人公が最後の最後まで全く気がつかない不自然さが気になって仕方ありませんでした。

 

また、観ている側にとっては大きな伏線(とてもわかりやすい)だけれど、物語の中ではただの他愛ない会話でしかない内容を、その場にいないはずの主人公が自らの記憶のように語っているのも変。

 

とにかく、物語を展開させる上で都合の良いところは精緻に描いているにもかかわらず、それ以外の部分があまりに雑なのです。

 

アイデア自体は悪くないだけに残念でなりません。