「150ミリグラム ある女医の告発」('16) | Marc のぷーたろー日記

「150ミリグラム ある女医の告発」('16)

糖尿病治療薬「メディアトール」に重大な副作用があることを世に訴えたフランスの女性医師が大手製薬会社などと戦った実話をもとに描いた社会派ドラマです。主演はシセ・バベット・クヌッセン、共演はブノワ・マジメル、シャルロット・レンメル、ララ・ニューマン、パトリック・リガルデ他。

 

WOWOW「150ミリグラム ある女医の告発」

 

観応えはありました。大企業と役所の癒着、隠蔽気質、地方軽視など、何処の国も同じだなと思いつつも、多大な苦労があったとは言え、ちゃんと正義が全うされたあたりは「さすがフランス」という感じ。

 

それにしても、主人公のキャラクターはどこまで本人の実際のキャラクターを反映しているのでしょう?

 

確かに特異なキャラクターだからこそ、ここまでやれたという描き方で、その一方で対照的なキャラクターを登場させることで彼女を全面肯定するのではない描き方をしているのも分かるのですが、正直なことを言えば、実際に身近にいたら相当に「不快」なキャラクター。そのせいで、ちょっと観ていて苦痛に感じるところもあり、それがこの映画を「純粋に映画として」全面的に受け入れることができない理由なのです…。