「醉いどれ天使」('48) | Marc のぷーたろー日記

「醉いどれ天使」('48)

酔いどれ天使[東宝DVD名作セレクション]/志村喬,三船敏郎,千石規子

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闇市を支配する若いやくざと貧乏な酔いどれ中年医師の姿を通じて戦後の風俗を描いた人間ドラマです。主演は志村喬さん、三船敏郎さん、共演は山本礼三郎さん、木暮実千代さん、中北千枝子さん、千石規子さん、笠置シヅ子他。黒澤明監督と三船敏郎さんのコンビの第1作目です。

Wikipedia「醉いどれ天使」

若き日の三船敏郎さんのやさぐれた演技もいいですが、酔いどれ医師を魅力的に演じた志村喬さんの人間味あふれる演技に尽きます。黒澤映画の数々の名作をはじめ、様々な作品で志村喬さんの演技を観てきましたが、その中でも1, 2を争う魅力的な役柄で、それを的確に演じ切った志村喬さんの演技力の高さに改めて心を打たれました。

また、悪女をリアルに説得力を持って演じた木暮実千代さん、スレた中にも純粋さのある呑み屋の女を演じた千石規子さん、清純可憐な少女を演じた久我美子さん、挿入歌「ジャングル・ブギー」を力強く熱唱する笠置シヅ子さんなど、女性たちも印象的で、黒澤映画の中では最も好きな作品の1つとなりました。