TBS日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」('14)
職業野球を題材とした池井戸潤さんの同名企業小説をドラマ化した作品です。主演は唐沢寿明さん、共演は檀れいさん、石丸幹二さん、立川談春さん、江口洋介さん、香川照之さん、山崎努さん他。
→ TBS日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」公式サイト
→ Wikipedia「ルーズヴェルト・ゲーム」
面白くなくはないです。むしろ良かったと思えるエピソードも数々あります。特に「野球ドラマ」として観れば、題材の新鮮さもあってかなり楽しめました。
ただ、企業ドラマとして観ると、昨年夏の大ヒットドラマ「半沢直樹」と同じ池井戸潤さんの小説を原作とし、第二の「半沢直樹」を狙っているのが見え見えで、流石にその露骨な「二匹目のドジョウ」感にはどうしても引っかかるものがあります。
また、演出や演技のクドさはとても21世紀のドラマとは思えない「異様」と言えるレベルで胃もたれがするし、特定の主人公のいない群像劇である原作に対し、ドラマ化にあたって何故社長「だけ」を主人公にしたのか、それも疑問。更に、僕個人の好みで言えば、原作を読んでイメージしていたものと180度違う役者を起用し、全く違うキャラクターに変更しているのも、スッキリしません。
とにかく、ストーリーの改変にしろ、キャラクターの変更にしろ、必要以上に熱血&勧善懲悪を前面に出し過ぎているのです。
とは言うものの、元々原作自体が「面白い題材を扱っていながらもイマイチ釈然としない違和感のある話」なので、それをドラマ化した作品としてはこんなもんかなという気もします。
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→ TBS日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」公式サイト
→ Wikipedia「ルーズヴェルト・ゲーム」
面白くなくはないです。むしろ良かったと思えるエピソードも数々あります。特に「野球ドラマ」として観れば、題材の新鮮さもあってかなり楽しめました。
ただ、企業ドラマとして観ると、昨年夏の大ヒットドラマ「半沢直樹」と同じ池井戸潤さんの小説を原作とし、第二の「半沢直樹」を狙っているのが見え見えで、流石にその露骨な「二匹目のドジョウ」感にはどうしても引っかかるものがあります。
また、演出や演技のクドさはとても21世紀のドラマとは思えない「異様」と言えるレベルで胃もたれがするし、特定の主人公のいない群像劇である原作に対し、ドラマ化にあたって何故社長「だけ」を主人公にしたのか、それも疑問。更に、僕個人の好みで言えば、原作を読んでイメージしていたものと180度違う役者を起用し、全く違うキャラクターに変更しているのも、スッキリしません。
とにかく、ストーリーの改変にしろ、キャラクターの変更にしろ、必要以上に熱血&勧善懲悪を前面に出し過ぎているのです。
とは言うものの、元々原作自体が「面白い題材を扱っていながらもイマイチ釈然としない違和感のある話」なので、それをドラマ化した作品としてはこんなもんかなという気もします。
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