新春ドラマスペシャル“新参者”加賀恭一郎「眠りの森」('14) | Marc のぷーたろー日記

新春ドラマスペシャル“新参者”加賀恭一郎「眠りの森」('14)

東野圭吾さんの「加賀恭一郎シリーズ」の「眠りの森」を連続ドラマ「新参者」('10) と同じく、阿部寛さん主演でドラマ化した作品です。

TBSテレビ新春ドラマスペシャル“新参者”加賀恭一郎「眠りの森」
Wikipedia「眠りの森」
原作「眠りの森」感想

原作は加賀恭一郎シリーズの2作目で、随分前に読んだ切り。内容はほとんどすっかり忘れてしまっていましたが、当時の感想ととしては、「チープな2時間サスペンス」のようなストーリーに加えて、東野作品らしい「全く現実味のないヒロイン」で、軽く楽しむにはいいけれど、すぐに忘れちゃう程度の「薄い」内容。文字通り「軽薄」そのもの。

そんな原作を映像化しても大して面白くなるとはとても思えなかったのですが、原作では随分と若い頃の加賀恭一郎だったのを今の阿部寛さんでドラマ化するということは、原作とは別物になるということなわけで、それならばどんな風にアレンジされているんだろうという興味で観てみました。



期待していなかったせいか、意外に面白かった (^o^)

原作を忘れちゃってるせいもありますが、原作で最も気になった「現実味のない女性キャラ」がほとんど気にならないレベルに「改善」されていたからでしょう。

原作同様、動機や登場人物の心の動きが単純過ぎる上に大げさ過ぎるので、映画館で金を払って観る映画なら物足りなさもあるかも知れませんが、茶の間で無料で観られるスペシャルドラマとしては充分過ぎるほどの出来でした (^^)v

ただ、石原さとみちゃんは可愛かったけれど、バレリーナには見えなかったかな (^^;;;

それに主演の阿部寛さんと並ぶと「父と娘」にしか見えないのも残念。

この2点さえ目をつむればグッド!

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