NHK特集ドラマ「極北ラプソディ」('13) | Marc のぷーたろー日記

NHK特集ドラマ「極北ラプソディ」('13)

地方医療が抱える問題を題材にした海堂尊さんの「極北クレイマー」とその続編「極北ラプソディ」の2作をドラマ化した作品です。主演は瑛太さん、共演は加藤あいさん、小林薫さん、山口祐一郎さん、松坂慶子さん他。

NHK「極北ラプソディ」公式サイト
Wikipedia「極北クレイマー」
Wikipedia「極北ラプソディ」
原作「極北クレイマー」感想

1作目の「極北クレイマー」 は読んでいますが、続編の「極北ラプソディ」は未読。原作を全て読んでからドラマを観たかったのですが、「極北ラプソディ」を読む時間が取れそうもなかったので、ドラマを先に観てしまいました (^^;;;

原作では熊のような大柄の男とされていた主人公・今中医師を瑛太さんが演じるという時点で原作とは全然違うものになるんだろうなとは思っていましたが、「極北クレイマー」しか読んでいない僕でも、「何故、これで海堂尊原作なんだろ?」という疑問しかわかないドラマでした。ここまでストーリーもキャラクターも別物にするなら、オリジナル脚本と言っても充分だし、むしろオリジナルだと明言した方がよっぽど「潔い」のに、敢えて「海堂尊原作」としたのは、原作人気にあやかろうという意図しかないと思うんです。視聴率こそが全ての民放のドラマならともかく、NHKでそんなあざといことをするなんて…という不快感でいっぱいに。

そんなあざとさに目をつむって純粋にオリジナルのドラマだと思って観ても、特に響くもののない凡庸な作品で、何故わざわざ「特集ドラマ」として放送する必要があったのか全く分かりませんでした。同じ時間を使うなら、海堂さんの小説を読んだ方がいいと思います。

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