「ビブリア古書堂の事件手帖」('13) | Marc のぷーたろー日記

「ビブリア古書堂の事件手帖」('13)

鎌倉の古書堂を舞台にした三上延さんによるライトミステリ小説をドラマ化した作品です。主演は剛力彩芽さん、AKIRAさん、共演は高橋克実さん、田中圭さん、鈴木浩介さん、安田成美さん、松坂慶子さん他。

フジテレビ「ビブリア古書堂の事件手帖」公式サイト
Wikipedia「ビブリア古書堂の事件手帖」

原作を読んだことがないので、原作と比較する気はないですが、剛力彩芽ちゃんはやっぱりミスキャストだなぁという印象しか残りませんでした。

彼女の魅力は元気の良い溌剌としたキャラクターなのに、それを全く活かせない役だし、そもそも彼女のような20歳そこそこの女の子が演じるのには (設定上も) 無理があります。知的で落ち着いた雰囲気を「頑張って作っている」感じも観ていて痛々しいですし。

女優としての「挑戦」だったとも言えますし、彼女なりに頑張っていたのは認めますけど、どんな名優でも中年男が映像作品で美少女を演じるのが不可能なように、無理なものは無理なのです。

ただ、彼女のミスキャストぶりが気にならなければ、小学生向けの探偵モノとしては悪くない出来なんじゃないかと思います。

それにワイルドなイメージのAKIRAさんが (眼鏡と衣裳に助けられている部分は大きいですが) 意外に草食系男子役に違和感がなかったのも良かったですし。もちろん、お世辞にも演技が巧いとは言えませんけど (^^;;;

また、安田成美さんの「上品そうに見える品性下劣な悪役」はハマり役。彼女は若い頃から (あのわざとらしい笑顔のせいもあって) 善人を演じても嘘っぽくしか見えないので、こういう底意地の悪い役の方が自然なんです。でも役柄はマンガチックでリアリティはなかったですけどね (^^)

ところで、本来のお目当ての高橋克実さん。

放送前の宣伝では、主演の2人と同じくらいに出番も見せ場もあるような感じだったのに、実際にはいてもいなくてもいい役でかなりガッカリ orz

次クールでは主演ドラマがあるので、そちらに期待することにします (^^)