「梅ちゃん先生」('12) | Marc のぷーたろー日記

「梅ちゃん先生」('12)

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戦後の蒲田を舞台に1人の平凡な女性が町医者として成長する姿を描いた NHK 朝ドラです。主演は堀北真希さん、共演はミムラさん、小出恵介さん、松坂桃李さん、鶴見辰吾さん、片岡鶴太郎さん、南果歩さん、高橋克実さん、倍賞美津子さん他。

NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」
Wikipedia「梅ちゃん先生」

NHK朝ドラを観る習慣は全くないのですが、高橋克実さんが出演するという、ただそれだけの理由で、四半世紀ぶりに観てみました。


朝ドラってこんなにつまんないものだったっけ?

しかも、この出来で高視聴率というのに唖然 (@o@)

朝ドラは朝の忙しい時間に、何かしながら「ながら観」するドラマなので、単純で分かりやすい登場人物とストーリーでないといけないのは充分に分かっていますが、それにしても…。

ステレオタイプで現実味の全くない登場人物たちによる、ストーリーありきで「しゃべらされてる」「やらされてる」だけの不自然でご都合主義な言動の連続。

これを本気で面白いと思っている人たちは、「おかしい」とか、「変だ」とか思わないんでしょうか?

しかも、平凡な人々による平凡な日常を描こうとしている割に、登場人物に現実味がないので、ただダラダラと起伏がなく、退屈なだけ。絵空事のファンタジーだとしても、もっと面白くできたはず。

お目当ての高橋克実さんは、確かにこれまでにない役柄で新境地を開拓したと思いますが、それだけ。

こういうキャラクターを僕がどうしても好きになれないせいもありますが、インテリの大学教授なのに、セリフまわしがヤクザの親分っぽかったり、時にはチンピラっぽくなっていたりして、お世辞にも役に合った「適切な演技」とは思えませんでした。また、細かいことですが、頻繁に登場する「えっ」のセリフの間の悪さと不自然さはもうちょっと何とかできなかったのかと残念でなりません。


このドラマで、強いて良い点を挙げるならば、若手医師・松岡 (高橋光臣さん) と山倉 (満島真之介さん) の変人キャラくらい。完全にマンガなキャラクターですが、これくらい振り切れていると、むしろ清々しいです。


とにかく、ただの4コマ漫画かコントだと割り切らなければ、とてもじゃないですが観てられないバカバカしい作品。いつか面白くなるんじゃないかと期待して、最後まで欠かさず観た自分が情けないです。