「ポテチ」('12)
伊坂幸太郎さんの短編小説を映画化した作品です。主演は濱田岳さん、共演は木村文乃さん、大森南朋さん、石田えりさん他。
→ Wikipedia「ポテチ」
原作が所収されている短編集「フィッシュストーリー」 は読んでいますが、この「ポテチ」に関しては読んだはずなのに全く記憶に残っていません (^^;;;
それくらい「薄い」話だったわけなのですが、逆に原作未読同様の新鮮な気持ちで観てきました (^^)
単純に「面白かった」です。
観ているうちに段々と記憶が蘇って来て、「そう言えば、そんな話だったなぁ」という感覚にはなりましたが、その感覚が視聴を邪魔するほどクリアなものではなかったので、原作と比較してどうこうということがなかったのが良かったのかもしれません。
ただ、「これって映画にする必要、あるの?」とは思いました (^^;;;
内容はもちろん、映像面にしろ、出演者の顔ぶれにしろ、地方のテレビ局が作った単発スペシャルドラマとして日曜の午後や週末の深夜に放送すれば充分な感じ。尺も68分と映画にしては短いですし、民放なら1時間半くらいの枠でちょうどいい長さ。
自分の作品の映画化をしばらくは許可しないとしていた伊坂幸太郎さんが、昨年の東日本大震災をきっかけに仙台を舞台にした映画を作ってほしいと希望したことで本作の映画化が実現したそうで、その意味では「映画」である意味は充分にあるのですが、実際に出来上がった映画自体は「テレビドラマ」レベル。映画館で観るほどのものではないです。
これは出来が悪いという意味ではなく、ストーリー自体の問題。「いい話」ではありますし、予定調和とは言え、ラストには感動もあります。しかし、あまりに「狭くて小さい」世界の話でしかないことも映画らしさを感じなかった理由なのです。
因みに、出演者はみな好演していました。「伊坂幸太郎原作x中村義洋監督」作品の常連である、主演の濱田岳くんはちょっと頭の弱いお人好しなキャラクターに合っているし、大森南朋さんの無感情なキャラクターは超不気味でインパクト大。
そしてこの映画での最大の収穫は主人公の恋人を演じた木村文乃さん。すっごい美人でもすっごい可愛いわけでもないけれど、男っぽい言動とキャラクターが逆に彼女の女性らしさを際立たせて魅力的。ちょっと注目していきたい女優さんです (^^)
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→ Wikipedia「ポテチ」
原作が所収されている短編集「フィッシュストーリー」 は読んでいますが、この「ポテチ」に関しては読んだはずなのに全く記憶に残っていません (^^;;;
それくらい「薄い」話だったわけなのですが、逆に原作未読同様の新鮮な気持ちで観てきました (^^)
単純に「面白かった」です。
観ているうちに段々と記憶が蘇って来て、「そう言えば、そんな話だったなぁ」という感覚にはなりましたが、その感覚が視聴を邪魔するほどクリアなものではなかったので、原作と比較してどうこうということがなかったのが良かったのかもしれません。
ただ、「これって映画にする必要、あるの?」とは思いました (^^;;;
内容はもちろん、映像面にしろ、出演者の顔ぶれにしろ、地方のテレビ局が作った単発スペシャルドラマとして日曜の午後や週末の深夜に放送すれば充分な感じ。尺も68分と映画にしては短いですし、民放なら1時間半くらいの枠でちょうどいい長さ。
自分の作品の映画化をしばらくは許可しないとしていた伊坂幸太郎さんが、昨年の東日本大震災をきっかけに仙台を舞台にした映画を作ってほしいと希望したことで本作の映画化が実現したそうで、その意味では「映画」である意味は充分にあるのですが、実際に出来上がった映画自体は「テレビドラマ」レベル。映画館で観るほどのものではないです。
これは出来が悪いという意味ではなく、ストーリー自体の問題。「いい話」ではありますし、予定調和とは言え、ラストには感動もあります。しかし、あまりに「狭くて小さい」世界の話でしかないことも映画らしさを感じなかった理由なのです。
因みに、出演者はみな好演していました。「伊坂幸太郎原作x中村義洋監督」作品の常連である、主演の濱田岳くんはちょっと頭の弱いお人好しなキャラクターに合っているし、大森南朋さんの無感情なキャラクターは超不気味でインパクト大。
そしてこの映画での最大の収穫は主人公の恋人を演じた木村文乃さん。すっごい美人でもすっごい可愛いわけでもないけれど、男っぽい言動とキャラクターが逆に彼女の女性らしさを際立たせて魅力的。ちょっと注目していきたい女優さんです (^^)
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- 「フィッシュストーリー」読みました (2010-01-11)