ドラマW「エンドロール〜伝説の父〜」('12) | Marc のぷーたろー日記

ドラマW「エンドロール〜伝説の父〜」('12)

第4回WOWOWシナリオ大賞受賞作を新進気鋭の映画監督・石井裕也さんがドラマ化した作品です。主演は中村獅童さん、共演は萩原聖人さん、板谷由夏さん、池松壮亮さん、阿部亮平さん他。

WOWOWドラマW「エンドロール~伝説の父~」


単館上映のマイナー映画のノリ。

テレビドラマじゃあないです (^^;;;

劇中劇もシュールですが、それを作っている世界も相当にシュール。シリアスなのにコミカル、コミカルなのにシリアスという不思議なバランスや乾いた笑いは石井裕也監督らしいとも言えますが、テレビドラマとして観ると、題材としてちょっと違和感。CMを挟まずに映画を放送しているWOWOWなので、ドラマと映画にさほど違いはないですし、別にこれはこれでいいんでしょうけど、ちょっと引っかかるのです。

ところどころ笑っちゃうシーンもあったし、出演している役者が面白かったので最後まで観ることは出来ましたけど、主人公 (中村獅童さん) のつかみどころのないキャラクターに馴染めず、というかイラッとしっぱなし。

また、「いい話」にしたい気持ちはとってもよく分かるんですけど、そもそも小学6年生をあんな子供だましで騙せると思うこと自体、頭がおかしい人としか思えないし、それに街中の人が何の疑問もなく協力しちゃうのも、変というより、めちゃめちゃ気持ちが悪いし。

とにかく、嘘っぽい世界観で僕の好みではありませんでした。

阿部亮平さんがカッコ良かったのと、泉澤祐希くんが観られたことだけで良しとしておきます。


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