「武士の家計簿」('10) | Marc のぷーたろー日記

「武士の家計簿」('10)

武士の家計簿(初回限定生産2枚組) [DVD]/堺雅人,仲間由紀恵,松坂慶子
¥4,935
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歴史学者・磯田道史さんの著書『武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新』をもとにした映画です。主演は堺雅人さん、共演は仲間由紀恵さん、松坂慶子さん、草笛光子さん、中村雅俊さん他。

Wikipedia「武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新」


すっげーつまんなかったなぁ。

駄作だとは思わないんですけど、何のためにわざわざ映画にする必要があったのか、これっぽっちも分かりませんでした。

確かに幕末の下級藩士の生活を垣間見ることが出来るという面白味はありますが、それは原作の著作を読めば充分だし、映像にしたことで何か+αがあったようにも思えないのです。要は作り手側がわざわざ映画化までして訴えたいことが何も見えないし、伝わって来ないのです。

そもそも映像化向きの題材ではないし、映像化、それも「映画」にして金を取って見せるような代物には成り得ない題材。テレビのドキュメンタリー番組で、ところどころに再現映像を挟んで見せれば充分。それ以上は無駄でしょう。

今の時代に観て魅力的に見える登場人物がいるわけでもなく、面白味の欠片もない主人公の姿をダラダラと見せられるだけで本当に時間を無駄にしました。この時間を使って原作本を読んだ方が良かったです。