「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」('11) | Marc のぷーたろー日記

「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」('11)

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん<初回限定生産 特製ブックレット&ケース付> [DVD]/大政絢,染谷将太,鈴木京香
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入間人間さんの同名ライトノベルを実写映画化したちょっとアブノーマルな恋愛物語です。主演は大政絢さん、染谷将太さん、共演は田畑智子さん、鈴木京香さん他。

Wikipedia「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」


猟奇的な犯罪の被害者となった少年と少女の「その後」という、かなり深刻な題材を、いかにもライトノベルや漫画といった感じの現実味のないタッチで描くというギャップが「売り」なんでしょうが、文字や漫画で読む分にはともかく、実写で映像化されると、ただ悪趣味なだけ。

ストーリーの構成自体はそれなりにまとまっていると思います。ただ、「嘘つきみーくん」という存在自体の「嘘」が明らかになる終盤以降はショッキングな展開で、だからこそ余計に、軽いタッチとのギャップが不愉快に感じられるのです。また、「異常な犯罪の被害者は犯罪者になる」という偏見を植え付けるだけの内容も不快極まりないですし。

原作ファンからは原作とは別物と酷評されているようですが、そもそも題材と「ライトノベル」という媒体のギャップ自体が不快なので、原作自体を読みたいとはこれっぽっちも思えないです。