「パンドラIII 革命前夜」('11) | Marc のぷーたろー日記

「パンドラIII 革命前夜」('11)

脚本家・井上由美子さんが描く WOWOWの人気シリーズ第3弾です。今回は自殺を防止する治療法を受けた政治家を巡る「クーデター」を題材にした群像劇です。出演は江口洋介さん、内野聖陽さん、上川隆也さん、山本耕史さん、小澤征悦さん、板谷由夏さん、福田麻由子さん、泉谷しげるさん他。

WOWOW「パンドラIII 革命前夜」
Wikipedia「パンドラ (テレビドラマ)」


昨年放送された「パンドラII」 もそうですが、描き方にリアリティが感じられませんでした。あまりに幼稚で中二病全開のテロリストたちの描き方はともかく、これだけの規模の題材なら、もっと登場人物が多くないとおかしいのに、日本という国が人口数百万の小国なのかと思ってしまうほど描かれる世界が狭く、しょぼさばかりが目立っているのです。予算の都合もあるのでしょうが、それならばこういう大規模な題材を扱うべきではなかったように思います。最終的には「呆気ない結末」で、「身の丈」に見合った、それなりに現実的な決着の付け方になっていましたが。

それでも、前回に比べると、キャストがそれぞれの役にハマっていて違和感がなかったのは良かったです。内野聖陽さんの舞台調の大仰な演技もこの役なら「あり」ですし。

ところで、チンピラ役のイメージが強い阿部亮平さんの刑事役はとてもとても新鮮でしたが、前髪をおろした髪型が全く似合ってなくて、ちょっと笑っちゃいました (^^)


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