「チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸」('11) | Marc のぷーたろー日記

「チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸」('11)

海堂尊さんの医療ミステリー「アリアドネの弾丸」をドラマ化した作品です。主演は伊藤淳史さん、仲村トオルさん、共演は高橋克典さん、小西真奈美さん、安田顕さん、福士誠治さん、尾美としのりさん他。

関西テレビ「チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸」公式サイト
Wikipedia「チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸」


もはやこのテレビシリーズは海堂さんの原作とは別モノなので、原作未読ですが、気にせず観ちゃいました。

高橋克典さんは、「官僚たちの夏」('09) もそうですが、こういう「敵役」の方が合ってるよなぁと改めて思いましたし、福士誠治さんのクールでワルな役柄も悪くなかったんですが、それ以外は…。


ヒド過ぎ。


というか、原作とは真逆の、主人公の説教臭い浪花節キャラが作品のレベルを最低最悪にダメなものにしています。最終回なんて、その臭くてサブイお説教のせいでケガ人を出しちゃうし (^^;;;

そして、あれだけ確執があったのに、最終的には現実離れした「めでたしめでたし」でまとまっちゃうなんて子供騙しもいいとこ。

ミステリーとして観ても、そもそも殺人事件に見せかけた自殺なんてあまりに不自然だし、20年前から続く連続殺人事件の真犯人が暴かれる展開は「後出しジャンケン」で全然面白くないし。


このシリーズはこれまでも大した出来ではなかったですが、今回は一段とダメな出来でした。やはり、こんなドラマを観る時間があれば、原作を読んだ方が遥かに良かったように思います。もちろん、いずれは原作も読むつもりですけど。
アリアドネの弾丸/海堂 尊
¥1,500
Amazon.co.jp

関連記事