「マドンナ・ヴェルデ〜娘のために産むこと〜」('11) | Marc のぷーたろー日記

「マドンナ・ヴェルデ〜娘のために産むこと〜」('11)

代理出産を題材にした海堂尊さんの「マドンナ・ヴェルデ」「ジーン・ワルツ」をドラマ化した作品です。主演は松坂慶子さん、国仲涼子さん、共演は片桐仁さん、柴田理恵さん、勝村政信さん、藤村志保さん、本田博太郎さん、藤村志保さん、長塚京三さん他。

NHK「マドンナ・ヴェルデ~娘のために産むこと~」公式サイト
Wikipedia「ジーン・ワルツ」
Wikipedia「マドンナ・ヴェルデ」
原作「ジーン・ワルツ」感想


原作の「ジーン・ワルツ」は読んでいますが、その「裏話」にあたる「マドンナ・ヴェルデ」は読んでおらず、そのためこのドラマを観るのはどうしようか当初は悩んでいたのです。

が、たまたまチャンネルを合わせたら第1話が始まったところだったために、そのまま全6話、最後まで観てしまいました (^^;;;


「ジーン・ワルツ」を読んだときのような「充実感」は全くありませんでしたし、連続ドラマとしては「普通」の出来。可もなく不可もなく。観て損したとは思いませんが、新たに「得られた」ものはありませんでした。

代理母出産を巡る諸問題についてはもっと踏み込んで描いても良かったのではないかと思いますが、それでは専門的過ぎて視聴者が着いて来れなくなるからなのでしょう、随分とあっさりしていたような印象を受けました。

ところで、「ジーン・ワルツ」を読んだ時に不満 (不自然) に感じた主人公・曽根崎理恵の「逞し過ぎるキャラクター」は、ドラマでは国仲涼子さんが演じたことでかなり「まろやか」になっていました。しかし、彼女の幼く見えるルックスでキャラクターが弱々しくなってしまったために、主人公が単なる「駄々っ子」に見えてしまい、それが余計に「代理母」問題の本質をぼやけさせてしまっていたように感じました。

やはり「マドンナ・ヴェルデ」も読まないといけませんね (^^)v
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