「御用金」('69) | Marc のぷーたろー日記

「御用金」('69)

天保年間の越前の小藩を舞台に佐渡の御用金を巡る男たちの激闘を描いた五社英雄監督による時代劇です。主演は仲代達矢さん、共演は中村 (萬屋) 錦之助さん、丹波哲郎さん、司葉子さん、浅丘ルリ子さん他。

Wikipedia「御用金 (映画)」


なかなか面白かったので、これは昨今の「時代劇リメイクブーム」に乗っかってリメイクしてもいいんじゃないかなぁと思いました。

が、脚本はもうちょっと手直しして欲しいです。

例えば、中村錦之助さん扮する謎の浪人は、その正体を考えれば、ないよりはあった方が良いキャラクターですが、非常に中途半端な扱い。中村錦之助さんという大スターを「特別出演」という形で起用したために、無理矢理出番を増やしただけにしか見えないのです。はっきり言ってしまえば、いなくてもストーリー展開上は全く問題ない (^^;;;

逆に終盤では「何故そこで殺されない?」という不自然な存在になっていましたし。これならば最初からいない方が良いでしょう。


五社英雄監督らしい「けれん味」たっぷりの演出は、「これぞ、時代劇」といった風情を醸し出していて、この映画がハリウッドで西部劇映画「The Master Gunfighter」としてリメイクされるほど海外で人気があるのはよく分かりますが、今の時代に観るとちょっと不自然。このあたりも現代的にスタイリッシュにアレンジすれば、現代人にもウケる「娯楽時代劇」になるんじゃないかと思います。

ということで、是非リメイクを (^^)v


因みにリメイクした場合のキャスティングは、具体的にイメージできませんでした (^^;;;

強いて言えば、主人公は織田裕二さんか江口洋介さんかなぁ…。



ところでこの映画、映画公開当時の連動企画で連載されていた劇画があるそうです。
御用金 (レジェンドコミックシリーズ―平田弘史作品 (6))/平田 弘史
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ちょっと興味あります (^^)