「GANTZ」('11) | Marc のぷーたろー日記

「GANTZ」('11)

奥浩哉さんの同名人気SF漫画を実写映画化した 2部作の前編です。主演は二宮和也さん、松山ケンイチさん、共演は吉高由里子さん、本郷奏多さん、夏菜さん、田口トモロヲさん、山田孝之さん他。

映画「GANTZ」公式サイト
Wikipedia「GANTZ (映画)」




「テレビゲーム&少年漫画」の世界


生まれてこの方、テレビゲームを一度もやったことがなく、少年漫画も20年以上ほとんど読んでいない僕には、全く馴染めない、好きになれない世界でした。奥浩哉さんの絵は嫌いじゃないんですが、今後も原作を読むことは恐らくないでしょう。

ただ、こういう題材がイマドキの若い世代 (10代から20代) にウケているんだということだけはよく理解できました。その意味ではとても「勉強」になったと言えます。


映像としては、CGが頑張ってるなぁとは思いましたし、それなりに大画面で観るのに相応しい迫力がありましたが、戦闘シーンにあまり緊迫感がないのが気になりました。テレビゲームっぽくてリアリティを全く感じさせないからかもしれませんが、お涙ちょうだいシーンを必要以上に長く挟むという日本映画の悪癖でテンポが悪くなっていたり、「何故そこで撃たない!!」という不自然なシーンが多かったりと、演出の稚拙さがかなり目につきました。

ストーリーについては、そもそも2部作の前編ではありがちですが、映画自体が「長尺の予告編」に過ぎないので、この作品だけで評価すべきではないでしょう。

取り敢えず、4月の末に公開される後編は観るつもりです。その上で前後編まとめて感想を書こうと思います。