第9回文芸社ドラマスペシャル「ペーパー離婚」('10)
毎年恒例の文芸社ドラマスペシャルです。主演は中越典子さん、市毛良枝さん、綿引勝彦さん、共演は岡本信人さん、柏原収史さん、渡辺美佐子さん他。
→ テレビ朝日「ペーパー離婚 ~娘の結婚 vs 親の離婚~」
観る前はよくある熟年離婚のドラマだと思っていました。市毛良枝さんと綿引勝彦さんのキャスティングも「いかにも」な感じでしたし。
が、予想とはだいぶ印象の違うドラマでした。
妻の目線で夫を一方的に悪く描くのかと思いきや、この夫が意外に「出来る夫」。確かにあまり「良い夫」ではなかったけれど、妻から離婚を突きつけられてからは、料理教室に通ったり、家事全般を頑張ったり、しかも起用にこなす上に、妻の仕事のために影ながら努力し、応援したり。むしろ妻の未熟さの方が際立つストーリー展開。
でも原作者が女性ということで納得。この話って、ある意味で熟年女性にとっての「理想の夫像」を描いたのかもしれませんね。
このあたりの「女にとって都合が良過ぎる夫」の描き方にはリアリティを感じませんでしたが、一種の「ファンタジー」と思って観れば、これはこれで楽しめる女性は多いんだと思います。また、この「良い夫ではなかったけれど出来る夫」を綿引勝彦さんが演じるというのも面白味がありましたし。
はっきり言ってしまえば、あまりに「キレイごと」な話でちょっと鼻白むところはありましたが、日曜の午後を穏やかな気分で過ごしながら観るには手頃なドラマだと思います。
原作はこちら↓
→ テレビ朝日「ペーパー離婚 ~娘の結婚 vs 親の離婚~」
観る前はよくある熟年離婚のドラマだと思っていました。市毛良枝さんと綿引勝彦さんのキャスティングも「いかにも」な感じでしたし。
が、予想とはだいぶ印象の違うドラマでした。
妻の目線で夫を一方的に悪く描くのかと思いきや、この夫が意外に「出来る夫」。確かにあまり「良い夫」ではなかったけれど、妻から離婚を突きつけられてからは、料理教室に通ったり、家事全般を頑張ったり、しかも起用にこなす上に、妻の仕事のために影ながら努力し、応援したり。むしろ妻の未熟さの方が際立つストーリー展開。
でも原作者が女性ということで納得。この話って、ある意味で熟年女性にとっての「理想の夫像」を描いたのかもしれませんね。
このあたりの「女にとって都合が良過ぎる夫」の描き方にはリアリティを感じませんでしたが、一種の「ファンタジー」と思って観れば、これはこれで楽しめる女性は多いんだと思います。また、この「良い夫ではなかったけれど出来る夫」を綿引勝彦さんが演じるというのも面白味がありましたし。
はっきり言ってしまえば、あまりに「キレイごと」な話でちょっと鼻白むところはありましたが、日曜の午後を穏やかな気分で過ごしながら観るには手頃なドラマだと思います。
原作はこちら↓
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