「とめはねっ! 鈴里高校書道部」('10) | Marc のぷーたろー日記

「とめはねっ! 鈴里高校書道部」('10)

書道を題材とした河合克敏さんの同名漫画をドラマ化した作品です。主演は朝倉あきさん、共演は池松壮亮さん、中村倫也さん、八嶋智人さん、葉月里緒奈さん、山本陽子さん、高橋英樹さん他。

NHK「とめはねっ!鈴里高校書道部」公式サイト
Wikipedia「とめはねっ! 鈴里高校書道部」



池松壮亮くんが珍しく連ドラに出演するというので観てみたのですが、ドラマとしては


普通


書道に関するいろいろな「豆知識(?)」を得られたのは良かったですが、それ以外に特に惹かれるところもなく…。お目当ての池松くんも、巧いことは巧いんですが、そつなく無難に演じているだけで特に光るものもなかったですし。

何より、朝倉あきちゃん扮する主人公・結希のキャラクターが突飛過ぎて付いていけなかったことが致命的。この手の極端なキャラは、おとなしい平凡な主人公を振り回す位置に置いた方がしっくり来ます。ですからこのドラマも、縁 (池松くん) を主人公にして、終始彼の目線でドラマを展開した方が観ている側も感情移入しやすいですし、青春ドラマとしての完成度も高まったはず。

とにかく結希の唯我独尊ぶり、思慮が浅いどころか、脳味噌があるとは思えない無思慮な暴走ぶりが観ていて不快でした。

そんなわけで、青春ドラマとしてそれなりに真面目に作られてるとは思うのですが、僕の好みとはかけ離れていたため、まったくハマることができませんでした。


ただ、このドラマで驚いたことが 1つ。それは葉月里緒菜さんが主人公・結希の母親役で出演していたこと!!

実際には 1975年生まれですから、役の設定年齢よりもだいぶ若いんですが、デビュー当時の美少女ぶりとその後の「魔性の女」っぷりを知っているオジさんとしては軽いショックが (^^;;;

しかも縁の父親役のダンカンさんと同年代という無茶苦茶な設定 (^^;;;

わざとなんでしょうが、無理があり過ぎます (^^;;;


他の出演者の中では、ライバル校のイケメン高校生・勅使河原を演じた中村倫也くんが印象に残りました。どこかで観たことあるなぁと思って、よぉ~く考えてみたら、昨年11月に世田谷パブリックシアターで上演された舞台「バンデラスと憂鬱な珈琲」 に出演していました (^o^)

そのときはベテランや中堅の役者さんたちにまじって若い男の子が 1人出ていたなぁくらいの印象しかなかったのですが、このドラマでは「絵に描いたような」イケメン役を爽やかに演じていました。でも、ちょっと落ち着きがあり過ぎていて、とても高校生には見えなかったですが (^^;;;