「武士の一分」('06) | Marc のぷーたろー日記

「武士の一分」('06)

武士の一分 [DVD]/木村拓哉,檀れい,笹野高史
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山田洋次監督の時代劇三部作の第3作です。主演は木村拓哉さん、共演は壇れいさん、笹野高史さん、坂東三津五郎さん、桃井かおりさん、大地康雄さん、緒形拳さん、小林稔侍さん他。

Wikipedia「武士の一分」



木村拓哉さんが「キムタク」以外を演じるのを久しぶりに観ましたが、特に違和感もなく、「普通に」観ることができました。殺陣もなかなかサマになってるし、目に特徴がある人なので盲目の役は合ってますし。正直なことを言えば、前二作「たそがれ清兵衛」('02)「隠し剣 鬼の爪」('04) に比べると、主人公がだいぶ若く見える分、ちょっと「重み」が足りない感じはありましたけどね。

ストーリーについては、悪くはないんですけど、ちょっと好みじゃなかったです。城勤めの武士が所詮はサラリーマンに過ぎないというあたりの見せ方とか時代劇的な演出を排除した現代劇的な演出は前二作同様良かったですけど、(僕の好みで言うと) 娯楽性で劣る感じ。この主人公も一応「剣の達人」という設定ではありますけど、その設定の活かし方が僕好みじゃなかったんです。坂東三津五郎さんの悪役もピンとこなかったですし。

とは言っても、あくまで「前二作と比べて」というだけで、比較なしに単品で観れば、充分に面白い映画でした (^^)v


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