「鴨川ホルモー」('09) | Marc のぷーたろー日記

「鴨川ホルモー」('09)

鴨川ホルモー [DVD]
¥3,651
Amazon.co.jp

映画化が正式発表された昨年4月から 1年間に渡って応援して来た映画「鴨川ホルモー」。ようやく観て来ました (^^)

映画「鴨川ホルモー」公式サイト
「鴨川ホルモー」原作感想



アイギュウ・ピッピキピー!
(我に続け!)


いやぁ、面白かったです♪

原作既読組としては、あれも入れて欲しかった、これも入れて欲しかったという不満がないわけではないですし、純粋に娯楽映画として観ると、クライマックスの盛り上げ方はもうちょっと工夫してくれても良かったんじゃないかなぁとは思います。脚本と演出は褒められないです。音楽もイマイチだったし。

それでも、「日常 + 個性的なキャラ + 摩訶不思議 + 阿呆」というマキメワールドのゆる~い世界観が結構忠実に再現されていたのが何より嬉しい (^^)

それに日本映画の悪いところである、変に感動的で説教臭い要素を入れるような余計なこともなく、バカバカしい阿呆に徹底しているのもグッド!

とにかく主演の山田孝之くんが宣伝していたように「観終わって何も残らない」映画です (^^;;;

ですので、お金を払ってまでして何も残らない映画など観たくないという人には不向きでしょうが、何も考えずにバカバカしい話で「ぷっ!」と吹き出したい、「くくくっ」と肩をふるわせて笑いたい、という人にはピッタリ (^^)v

積極的に他人に勧めようとは思いませんが、僕はちょっとハマりました (^^)

普段、どんなに気に入った映画でも「次は DVD で」と思って 2度も映画館に足を運ぶことはないんですが、この映画は「もう 1回くらい映画館で観たいかも♪」と思っています (^^)
映画「鴨川ホルモー」2回目鑑賞
映画「鴨川ホルモー」3回目鑑賞
でも映画としては、ホームパーティで友だちと一緒にわいわいやりながら DVD 鑑賞するのに適した内容だと思います (^^)
とにかくこの映画は、メインキャスト 4人 (山田孝之くん、濱田岳くん、栗山千明ちゃん、荒川良々さん) の演技が全てと言っても過言ではありません。前半は安倍役・山田孝之くんのヘンタイ演技+顔芸に、中盤以降は高村役・濱田岳くんの怪演に笑いっぱなし。最終的には凡ちゃん (栗山千明ちゃん) が美味しいところをぜぇ~んぶ持ってっちゃってますけど (^^)

それにしても一応「若手イケメン俳優」であるはずの山田くんのヘンタイとしか思えないキモイ演技には、今後の俳優人生に影響が出ないか心配になります (^^;;;

ハイキングウォーキングの鈴木Q太郎さんにしか見えないキモさ! 原作でも安倍はヘンタイでしたが、ヘンタイ度はかなりアップしてます (^^)

また濱田岳くんと菅原役の荒川良々さんは原作のイメージとは違うんですけど、そんなことは吹き飛ばす怪演ぶりで、もはや原作のイメージなど忘れ去ってしまいました (^^)v

早良 (芦名星さん) は、キャラクターが原作に比べて分かりやすい「悪女」になっちゃったのが少々残念な気もしますが、悪くなかったです。

芦屋 (石田卓也くん) は京大生というよりは単なるチンピラっぽい感じになっていましたが、そんな石田くんが舞台版では安倍役をどんな感じで演じるのか楽しみです (^^)

そして何と言っても凡ちゃん!

「鴨川ホルモー」の真の主人公は凡ちゃんだと僕は勝手に思っているんですが、原作よりも切ない恋心を示すシーンが多くて、ちょっと胸が「きゅん」となっちゃいました。ホント、儲け役です (^^)v


GWに向けて大作・話題作が一斉に公開されている中、題材から言って興行的には苦戦しそうですが、週末の成績は第8位。なかなか健闘してるんじゃないでしょうか (^^)v

関連記事