「ランチの女王」('02) | Marc のぷーたろー日記

「ランチの女王」('02)

ランチの女王 DVD-BOX
¥16,758
Amazon.co.jp

竹内結子さん主演のホームラブコメディです。共演は妻夫木聡さん、江口洋介さん、山下智久さん、堤真一さん、山田孝之さん、伊東美咲さん他。

今となってはもはや実現不可能な超豪華キャストであることもあり、何度も再放送されているにもかかわらず、今までほとんど観たことがなかったんですが、ちょうどタイミングが合ったこともあって、今回の再放送で初めてちゃんと観てみました (^^)




ハッピーな気持ちになるドラマでした♪


中盤まで観た時点ですっかり気に入って衝動的に DVD-BOX を買ってしまい、再放送が終わる前に一気観しちゃいました (^^;;;

再放送ではカットされているシーンがかなりあるので、再放送で初めてこのドラマを観て面白いと感じた方は、是非とも DVD で観直すことをお勧めします (^^)v



内容も面白いんですが、やはりこのドラマに関しては「キャスティングの妙」に尽きるような気がします。

主演の竹内結子さんは、最近ではすっかり「しっとりとした大人の美しい女性」が似合うようになりましたが、当時はまだちょっと野暮ったさのあるボーイッシュで元気いっぱいな女の子がピッタリで、キャラクターとしては「ありえない」主人公を何となく「ありえるかも…」という説得力で見せていてグッド!

また四兄弟を演じた堤さん、江口さん、妻夫木さん、山P の 4人は、現実的に考えれば、これだけ見た目も個性もバラバラの兄弟というのはあり得ないんですが、それぞれが本来持っているイメージを活かしたキャラクターを演じているので、違和感がないばかりでなく、とても魅力的に見えるんです。

また脇を固める山田孝之くんや伊東美咲さんだけでなく、瑛太 (当時 EITA) さんやゲスト出演の桐谷健太さん、上地雄輔さんなど、今活躍中の役者さんたちのアンサンブルも今となってはひっじょーに貴重です。

当時としては特に豪華キャストだったわけではなく、ごく普通のキャスティングだったのでしょうが、その後、レギュラー出演者のほぼ全員が主役級のスターになったことを考えれば、それだけの才能と個性、魅力のあるキャストを揃えていたわけですから、観ていて本当に「華」を感じます。これだけ画面に華があると、ムリありまくりの展開も、極端過ぎてリアリティのないキャラクターも許せてしまいます(爆)

特に若手俳優の中で様々な点で対照的なタイプの妻夫木くんと山田くんのツーショットは、今となってはとても感慨深いものがあります。このドラマの翌年に公開された映画「ドラゴンヘッド」('03) で再共演していますが、そちらは映画としての出来がイマイチだったので、余計にこのドラマでの共演が貴重に観えるのです。もう二人が共演することは恐らくないでしょうし…。
それにしても、既に 30歳を超えていた堤さんと江口さんはともかく、ほとんどの役者さんが当時からストレートに 7つ歳を重ねたように見えるのに対して、山田くん 1人だけが全く別人になっているのが面白いです。単に見た目が変わったというだけではなくて役者としての雰囲気が変わった感じがします。当時はまだ「アイドル俳優」のイメージが強かったですし。
ところでノーカットの DVD を観たので気づいたのですが、再放送でカットされているのはミノル (山田孝之くん) のシーンが多いんですね。だからカットされた再放送だけ観た場合と、ノーカット版を観た場合で、ミノルのイメージが随分違ってくるんじゃないかと思うんです。

カットされたバージョンでは、ミノルは硬派一直線だけど天然ボケのキャラというイメージしか残らないと思うのですが、ノーカット版を観ると、実は過去には地元でそれなりに名の知られたヤンキーだったことが分かります。なのでちょっと妄想を膨らますと、ミノルは多摩雄@クローズZERO の「その後」に見えたりもします。「子分」を上地雄輔くんが演じているのも共通しているし (^^)

それにトマト (伊東美咲さん) とミノルの歳の差&身長差カップルも、今となっては映画版「電車男」ドラマ版「電車男」 のコラボのようで面白いし、微笑ましい♪


とにかく再放送が初見の方には是非ノーカット版を観ていただきたい、お勧めのドラマです (^^)v