「世界最恐JホラーSP 日本のこわい夜」('04)
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Jホラーを代表する 5人の監督によるオムニバスです。
→ TBS チャンネル・世界最恐JホラーSP「日本のこわい夜」
→ TBS「水曜プレミア 世界最恐JホラーSP日本のこわい夜」
出演者がなかなか僕好みということもあって、期待して観てみました (^^)
「世界最恐」と謳っている割にはイマイチでしたが、それなりに楽しめました。
でも結局オムニバスの 5編より、ナビゲーターである白石加代子さんによるイントロや繋ぎの部分が一番「怖かった」かも。だって白石加代子さんって存在自体が不気味で怖いんですもん (^^;;;
エピソード1「くも女」
小学生や女子中高生が好きそうな「都市伝説」って感じの子供だましな内容でかなり退屈。ただ、今は亡き深浦加奈子さんの怪演ぶりが
エピソード2「すきま」
これが意外に怖かった。確かに部屋の物陰や隙間っていうのは何となく不気味な感じがありますし、そういった潜在的に多くの人が感じている漠然とした恐怖感に着眼した点は秀逸。また出番は少なかったですが、お気に入りの山崎樹範さんの恐怖演技が。気の弱そうな雰囲気が恐怖演技に合っているんですね。
エピソード3「大生首」
ホラーというより、「世にも奇妙な物語」っぽいテイスト。ストーリー自体は好きですが、主演の山田優さんの演技がしょぼすぎて
エピソード4「金髪怪談」
映画のフィルムっぽい映像は良かったんですけど、ひっじょーに退屈で凡庸なホラー。杉本哲太さんの恐怖演技はいいんですけど、イマドキこんな「おのぼりさん」はいねーだろーというありえないキャラで、そこもマイナスポイント。ハリウッドでもヒットを飛ばしている清水崇監督ですが、もはや本来の日本のホラーテイストを忘れちゃったんじゃないかと思ってしまうくらい、大味でアメリカンな内容でした。もしかするとアメリカ人にはウケるかもしれません。
エピソード5「予感」
オチが見え見えだし、ストーリー自体に特に新鮮なものはなかったんですけど、香川照之さんの恐怖演技と小島聖さんの怪演ぶりが良くて、最後まで飽きずに観ることができました。5編の中では一番良くできている作品でしょう。また、このドラマの後に上映された同じ落合正幸監督による映画「感染」('04) に連なるようなセリフが (ちょっとあざといけれども) 知っている人にとっては「にやり」とさせます (^^)
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