「ブラックジャックによろしく」('03) | Marc のぷーたろー日記

「ブラックジャックによろしく」('03)

ブラックジャックによろしく
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妻夫木聡さんの連続ドラマ初主演作である医療ドラマです。共演は加藤浩次さん、鈴木京香さん他。

本放送時も観ていたのですが、ところどころ抜けていたので、スカパーでの集中放送を機会に、一気に観てみました。


単純に「面白かった」です (^^)

今回改めて観て分かったのは、当時既に人気者だった妻夫木聡くんが「満を持して」の連続ドラマ初主演ということで、周りを固めるキャストがエラく充実していたこと。それだけ「期待作」だったわけですよね。

緒形拳さん、三浦友和さん、伊東四朗さん、杉本哲太さん、石橋凌さん、原田芳雄さん、鹿賀丈史さん、そして小林薫さんや泉ピン子さんが出演するなど、初主演の人気若手スターを支えるのに充分なベテランを脇に贅沢に配していたのが印象的でした。

また、このドラマの翌年に放送されたドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」('04) でブレイクする前の綾瀬はるかちゃんがナース役で出演していて、思いの外、出番 (というより画面に映っているシーン) が多くてビックリ。本放送時には全く印象に残っていませんでしたので (^^;;;

内容に関しては、ちょっと終盤がイマイチだったかなぁという印象。TBS らしい説教臭い内容になってしまったようで残念でした。それでも全体としての出来はグッド!

原作は未読ですが、医療現場の実態をリアルに描いたとして評価された原作だけあって、考えさせられることの多いドラマでした。

主人公のあまりの純粋さとまっすぐさには、「どーゆー育ち方をすればそーなるんだ?!」と突っ込みたくなる部分も多々ありましたが、妻夫木くんの嫌みのない素直な演技で自然に主人公に感情移入し、もし自分が主人公の立場だったらどうするだろうかと、主人公と一緒に頭を抱えてしまうエピソードが多かったのです。

都合良くうまく行き過ぎの展開もありましたが、妻夫木くんをはじめとする出演者の好演もあって、なかなかの「良作」です (^^)v