「母業失格」('01) | Marc のぷーたろー日記

「母業失格」('01)

スカパーでは《小栗旬セレクション》として小栗旬くんの過去の出演作品が放送されていますが、その中で 2001年3月12日に TBS で放送された 2時間ドラマ「母業失格」 を観ました。

TBSチャンネル「母業失格」

主演は竹下景子さん。共演は池脇千鶴さん他。小栗くんは主人公・朝子の長男で障害のある高校生・博雅役です(実際は 1歳年上の池脇千鶴ちゃんの兄役になります)。

内容自体は、ノンフィクションの「美談」をドラマ化するとこんなもんかなぁという感じ…。実在で存命中の人を描くとどうしてもこうなっちゃうんですよね…。僕が苦手な世界です (^^;;;

それにちゃちで安っぽいグランドキャニオンの映像はかなり萎える (^^;;;

そして何より、池脇千鶴ちゃんはいつもながら巧いんですが、竹下景子さんの硬質な演技と微妙に相性が悪いのが気になって…。たぶんこの「相性の悪さ」は「母と娘の心のすれ違い」を示す意図があったのかもしれませんが、何とも言いがたい「気持ち悪さ」がありました。

さて小栗くん。

ストーリーの設定上は、確かに重要なキャラクターなのですが、あくまで竹下景子さんと池脇千鶴ちゃん 2人の物語を彩る「抽象的な存在」に過ぎないため、存在感はかなり薄いです。

見せ場がないこともあって、演技も「そつなくこなした」くらいしか印象に残らず…。

小栗くんのファンにとってはかなり残念な作品かも知れません。