「ALWAYS 三丁目の夕日」('05) | Marc のぷーたろー日記

「ALWAYS 三丁目の夕日」('05)

ALWAYS 三丁目の夕日 通常版/吉岡秀隆
¥2,600
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吉岡秀隆さん、堤真一さん主演の人間ドラマです。共演は小雪さん、薬師丸ひろ子さん、堀北真希さん他。

Wikipedia「ALWAYS 三丁目の夕日」

大ヒットした映画でしかも数々の賞を受賞した「傑作」なのですが、何となく「見え見え」だったので、意識的に避けていたのですが、食わず嫌いは良くないと思い、観てみました。




いやぁ、泣きました (^^;;;


正直なことを言えば、ストーリー自体はありきたりで、新鮮なのは CG で再現された昭和30年代の風景だけと言っても過言ではないでしょう。でも、そのありきたりなストーリーが昭和30年代という「異世界」を舞台にすることで、何となく自然に受け入れられちゃうんですよね。それがこの映画の「魔法」なんでしょう。

もちろん昭和30年代を極端に美化し過ぎているところは気になりますが、「思い出は美化されるもの」と考えれば、こういう「世界観」もありなんじゃないかなぁと思います。

更に、堤真一さんや薬師丸ひろ子さんをはじめとする豪華で充実した出演者の好演が、本来は映画というよりはテレビドラマに近い地味なストーリーにもかかわらず、この映画を立派に「映画」たらしめていました (^^)v

でも最大の功労者は淳之介役の須賀健太くんでしょう。毎回、この子の演技は巧過ぎてうなっちゃうんですけど、今回もうなりました。あまりに巧過ぎて、他の子役はもとより、ベテラン俳優たちも食っちゃってましたから (^^)v

唯一、最後までどうしても違和感があったのが吉岡秀隆さん。彼の風貌や雰囲気は役に合っているのですが、独特のセリフ回しと声のトーンが子供っぽ過ぎて、役の年齢設定に合ってないんです。あれはあれでスタイルとしてはアリなんでしょうけど、作品の中で浮いていましたし、僕には合わないスタイルでした。

とはいうものの、評判通りの「傑作」であることは確か (^^)


お勧めです (^^)v