「虹の女神」('06) | Marc のぷーたろー日記

「虹の女神」('06)

虹の女神 Rainbow Song/市原隼人
¥3,032
Amazon.co.jp

市原隼人さん、上野樹里さん主演のラブストーリーです。共演は蒼井優さん、佐々木蔵之介さん、相田翔子さん他。

一言。



良かったです (^^)


ストーリーも登場人物のキャラクター設定も、ベタでありきたりなんですけど、主演 2人をはじめとする出演者の好演と温かみのある独特のタッチの映像で、作り手側の思惑通りに泣いてしまいました (ToT)


市原隼人くんは決して巧い俳優ではないんですよね。セリフ回しはいつも一緒で、なかなか良くならないし。それでも黒目がちの目が醸し出す憂いのあるたたずまい、そしてセリフのないシーンでの表情の作り方には、毎回のことですが、「いい味」を感じます。そんな個性がこの映画でも光っていました。でも役自体に合っているかというと、ちょっと微妙な違和感はありましたけど (^^;;;

そして何よりこの映画の最大の魅力は上野樹里ちゃん。映画全体のドキュメンタリータッチな雰囲気にぴたりと合ったナチュラルな空気感の出し方が素晴らしい。本当にその世界にその人物として息づいている感じが実感として伝わってくる。だから彼女の想いも自然に観ている側に響いてくるんです。

他にも、いつもながら蒼井優ちゃんは巧いし、田中圭くんや尾上寛之くんも出番は少ないながら印象的。

ただ、この映画で難点を挙げるとすると、相田翔子さん演じる千鶴のエピソード。

これはエピソードそのものが要らなかったんじゃないかなぁ…。

エピソード自体も浮いていますが、相田翔子さんの演技も他の役者さんの演技と比べて浮いていましたし。それに、いくら役とは言え、あんな役を演じている相田翔子さんを見るのは、Wink 時代からのファンとしてはかなぁ~りしのびない (ToT)


こんな不満な点もありますが、映画全体としては、地味ながら、なかなかの佳作です (^^)v