「翼の折れた天使たちII 第三夜 時」('07)

Yoshi原作『翼の折れた天使たちII』第三夜 時

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Yoshi さんの同名小説を原作としたオムニバスドラマの第2弾として、2007年2月26日から 3月1日の 4夜連続で放送された短編ドラマの「第3夜」作品です。主演は加藤ローサさん。共演は木村了さん他。

→ フジテレビ「翼の折れた天使たち」2007年版公式サイト
→ Wikipedia「翼の折れた天使たち」

ストーリー自体は、いかにもイマドキの若者が好みそうな内容だなぁと思います。また、言わんとしていることもよく分かります。ただ、抽象性の高い「小説」という媒体で読む分には良いんでしょうが、この作品が本来持っている「ありきたりなテーマ、内容」をそのまま映像化して具現化してしまうと、非常にチープになってしまうんです。深夜ドラマとして「何となく」観る分には悪くないですが、真剣に観るほどの出来にはなっていません。

それでも主演の加藤ローサちゃんは頑張っていたように思います。

彼女の主演した某ドラマでのあまりのヘタさに「衝撃」を受けて以来、彼女の演技は全く観る気が起きなかったのですが、このドラマでの演技は悪くないです。スレた感じがよく出ていましたし、明るい役よりもこういう役の方が合ってるかもしれません。

一方の相手役の木村了君。珍しく「普通の好青年」の役ですが、ちょっと違和感がありました。彼は険しい表情や真剣な表情をすると、非常に冷たい顔になってしまうので、この役のような「癒し系」の役には向かないように思います。そのあたりは演技でそれなりにカバーはしていましたが…。

どうでもいいことですが、このドラマでの木村了君は髪型のせいか、京本政樹さんっぽい (^^;;;

このドラマで印象的だったのは、投げやりになった香奈 (加藤ローサちゃん) が幼馴染の大輔 (木村了君) をラブホテルに連れ込んで、押し倒し、そのまま一線を越えてしまうというシーン。

幼馴染の大学生同士という設定なので、香奈と大輔は恐らく同い年なのでしょうが、演じる 2人は撮影当時、ローサちゃんが 21歳、木村了君が 18歳(高3?)。

見た目もローサちゃんが年上なのがありありと分かるので、年上のお姉さんが男の子を襲ってるみたいで、妙に生々しくて、観ていて照れました *^^*

何て言ったらいいんでしょうか…。「イケナイもの」を観てしまったような感じ? (^^;;;

もちろん露骨なシーンはなくて、ローサちゃんが、木村了君にキスして押し倒して、服を脱ぎ始めて、「さぁ、これから(!)」というところで次のカットに切り替わり、そこでは「ことが済んだ(!)」2人が裸でベッドに横たわっていましたけど ← 何を細かく描写しているんだ (^^;;;

というわけで、ストーリーそのものよりも、エロいラブシーンだけが印象に残ってしまいました (^^;;;

Yoshi原作『翼の折れた天使たちII』DVD-BOX

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