NHK「Yuming Films~映画になったユーミンソングス~」 | Marc のぷーたろー日記

NHK「Yuming Films~映画になったユーミンソングス~」

ユーミンの名曲「リフレインが叫んでる」「青いエアメイル」「A HAPPY NEW YEAR」の3曲をモチーフに 3人の若手映像作家がそれぞれ映像化したオムニバスです。

NHK「Yuming Films」

「ユーミンなしで自分の青春は語れない!!」というほどのユーミンフリークではありませんが、それでも CD は何枚も持っているし、今も忘れられない思い出の曲もたくさん。

ミーハーと言われようが、やはりユーミンの存在は大きいです (^^)v

ユーミンの曲はいずれも映像をイメージしやすくて、恐らく聴く人は誰でも自分なりの物語と映像を描いているんだと思います。事実、これまでもユーミンの曲をモチーフにドラマが作られたことは珍しくありません。

ですので、「今さら NHK で?」という思いはありましたが、民放よりは「いいもの」を作るだろうという期待で観てみました。

感想を一言で言えば、「悪くない」って感じでしょうか。NHK だけあって「ちゃんと作っている」と思います。後は「好みか否か」だけでしょう (^^)

各作品はそれぞれ 20分程度で、まずユーミン本人がその曲の誕生にまつわるエピソードを語ってから映像本編。その後にユーミンが映像化された作品に対しての感想を述べるというスタイルで、淡々と 3本の映像が紹介されました。


「リフレインが叫んでる」
奇をてらうことなく、非常に素直にストレートに映像化したという感じです。この曲に対して多くの人が抱いているイメージの最大公約数的表現と言ってもいいかもしれません。工夫はありませんが、その分、オリジナルの楽曲の良さが引き立っていたと思います。この曲にはいろいろと思い出があるので、極端な映像化をされなくて良かったというのが正直な気持ち (^^;;;

「バイバイ、ベアー~青いエアメイル」
女性監督らしい繊細な「女の子の世界」に大胆にアレンジされていて、ちょっと意外でした。主演の 2人の女の子の上手さと夢のシーンの童話的表現が印象的でした。でも僕にとって、この手の「少女の世界」って微妙なんですよね…。この作品に関してはちょっと苦手 (^^;;;;

「新年好!~A HAPPY NEW YEAR」
この作品が一番「映画」らしい出来でした。他の 2作品が、あくまでユーミンの曲を映像化したといった点が前面に出ていたのに比べて、この作品は、あくまでユーミンの曲を「主題歌」「挿入歌」として扱い、それでいながらオリジナルの楽曲の「雰囲気」を残しているところは上手いと思います。