土曜ワイド劇場「ショカツの女」 | Marc のぷーたろー日記

土曜ワイド劇場「ショカツの女」

ここ数年、2時間サスペンスをほとんど観ていなかったのですが、「2時間サスペンスの女王」片平なぎささんとドラマ出演の珍しいナンチャン (南原清隆さん) が刑事コンビで主演するということで、ちょっと気になって観てみました。

テレビ朝日・土曜ワイド劇場

ストーリーはありがちな 2時間サスペンスで、これといって目新しいところはなく、突っ込みどころは満載でしたし、事件解決に至る部分のチープさとあっけなさは「いかにも」って感じ (^^;;;

それでも、やはり片平なぎささんの存在感と「ベテラン女刑事」としての説得力は充分 (^^)v

ナンチャンも想像よりは「普通」で違和感なかったし。
ただ、普段チンピラ役の多い山崎裕太君の刑事役と、これまたチンピラ役が多い中野英雄さんのクールで非情な管理官役は少々違和感ありましたが (^^;;;
「ショカツのやり手ベテラン女刑事」が主人公となると、どうしても TBS で放送中の「ジョシデカ!」と比較しちゃうんですが、「ジョシデカ!」よりは、明らかに「刑事ドラマ」として数段こっちの方が面白かったです (^^)
「ジョシデカ!」は、シウォン君の PV としてはよくできてると思うけれど、本当にそれだけ。

泉ピン子さんの役を片平なぎささんが演じ、あの「寒すぎる」コミカルな要素 (というよりも単なるくだらないおふざけシーン) を全面的にカットして、連続殺人事件以外のエピソードも大幅にカット。更に来実 (仲間由紀恵さん) のキャラを「まともな人間」にすれば、「ジョシデカ!」ももう少し「視聴に耐えうる」ドラマになったんでしょうけど… ← もはや別のドラマ (^^;;;

とにかく、脚本の秦建日子さんはドラマ好きの間では「ダメ脚本家」として有名ですが、その「ダメさ」がそのまま出ちゃってるんですよね…。秦さんの脚本ということで、ある程度は覚悟していましたが、まさかここまでチープでヒドイ脚本を書いてくるとは…。どうしてこんな脚本しか書けないような脚本家がコンスタントに脚本の仕事をやれているのか理解不能ですし、納得できません。プロデューサーは何を考えているんでしょうか?

秦さんというと「アンフェア」が代表作と言われていますが、彼は原作の小説を書いただけで、脚本にはタッチしていません。彼が全面的に脚本を担当したドラマで「成功」した作品はあったでしょうか?

とにかく脚本がダメでも、ドラマの不出来は出演者のせいにされてしまうことが多いだけに、秦さんが「ジョシデカ!」を書いてしまったということが残念でなりません。他にいくらでも、まともな脚本が書ける人はいるだろうに…。