「華麗なる一族」第1話 (ネタばれなし) | Marc のぷーたろー日記

「華麗なる一族」第1話 (ネタばれなし)

昨夜から始まった木村拓哉さん主演のドラマ「華麗なる一族」第1話を観ました。

事前の宣伝が凄まじく、TBS が社運をかけているのがよく分かりますが、確かにそれだけの意気込みが感じられる「超豪華キャスティング」。ほんのちょっと映るだけの端役にも有名な役者さんを配していて、目が離せません。

また全体に非常に重厚な雰囲気で、ちょっと息苦しいくらい。何となく NHK のドラマのような雰囲気もあります。韓国ドラマを含めてラブストーリーに飽き気味の僕にはかなり面白そうなドラマに映りました。全10話と短いですし、時間さえ許せば、最後まで観てみようと思います。

ただ、主演の木村拓哉さんには少しだけ違和感を感じました。これだけの豪華キャストの中で主役をはれる 30代の俳優は今の日本の芸能界では数少ないと思いますし、木村拓哉さんの演技も悪くはないのです。しかし彼の場合はバラエティを含めて演じていないときの姿の露出度が高すぎるために、何を演じても「木村拓哉」に見えてしまうんです。現代劇ならばそれでも何となく納得できてしまうのですが、今回のような時代設定が現代ではないドラマの場合は「違和感」があります。木村さんのファンの皆さんには申し訳ないですが、この役は織田裕二さんの方が合っていると思いますし、その方が他の大物俳優たちとのバランスも良いような気がするのです。

木村さんは致命的なミスキャストというわけではないので、まだ許容範囲なのですが、何と言っても一番違和感のあるのは木村さんの妻役の長谷川京子さん。実年齢から言えば、おかしくはないのですが、彼女の場合は若いというよりも「幼く」見えてしまって、この役が「軽く」見えてしまうのです。簡単に言ってしまうと子持ちに見えない。大物政治家の娘という「お嬢様」でありながら凛とした妻であり、また母であるという役からすると、もっと大人っぽい雰囲気の女優さんの方が合っていると思います。ちょっと年齢が上になってしまいますが、鶴田真由さんや水野真紀さんあたりがハマるような気がします。

ところで、この豪華なキャスティングの中で僕が目を引かれたのは、鈴木京香さんと仲村トオルさんの 2人。簡単に言ってしまえば「悪役」なわけですが、そのハマり具合は怖いぐらい。この 2人の演技を観るだけでも充分に楽しめそうです (^o^)

ちょっと残念なのは原田美枝子さんの役。公家出身の世間知らずのお嬢様という役柄のせいもありますが、地味で見せ場も少ないし…。彼女の女優としての魅力が活かされていないと思います。ただ今後の展開でどうなるか、この役に敢えて原田美枝子さんをキャスティングしたということは「何かある」のかなと期待しています。

とにかくこれだけ豪華なキャストだといろいろな楽しみ方ができるのがいいですね (^^)v