舞台「獏のゆりかご」3度目の観劇 | Marc のぷーたろー日記

舞台「獏のゆりかご」3度目の観劇

舞台「獏のゆりかご 」を観てきました。今回で 3回目。席は前から 2番目の一番右端。「ぴあ」の先行予約で買った席なのにこの悪さ…。まぁ、既に 2回も観ていて内容は分かっているので、このアングルからでしか見えない部分を観察するとしますか…。それに右側の壁に寄りかかることもできるので、ちょっと楽だし♪ 3回観てよく分かったのは、とにかく脚本の完成度の高さ。無理な展開も、破綻している部分もなく、またヒロイン岡田 (杉田かおるさん) が獏の飼育係と設定されている理由もタイトルが「獏のゆりかご」である理由もよく分かります。

しかし同時に 1時間35分という短い時間に、「無難に」「コンパクトに」よくまとまっているという印象で、登場人物に深みが感じられないのです。

ヒロインを巡る 2人の男 (結婚間近の現在の恋人とヨリを戻したがっている元夫) を敢えて魅力のない男に描くことで「女の自立」というエンディングが分かり易くはなってはいますが、同時にヒロインの最終的な選択があまりに簡単過ぎて心に響かない…。もう少し 2人の男を魅力的に描いていれば、ヒロインの「選択」に強い意志が感じられて余韻も残ったと思うのですが、あまりに魅力のない男たちなので、別れて当然、特に今の恋人と付き合っていたのは「1人息子の子育てに疲れた現実逃避」というヒロインのセリフそのまま。深みも何もありません。

限られた時間内では仕方ないのでしょうが、芸達者の役者さんたちの絶妙のハーモニーで「よくできたお芝居」なだけにもったいない。

ただチケット代には充分に見合った出来ですので、まだご覧になっていない方でお時間のある方は、来週 9/29(金) まで新宿紀伊國屋ホールで上演していますので、是非ご覧ください。

「獏のゆりかご」ホームページ