先日のブログのコメントのリクエストにお応えしまして、今日は付下「シルエット草花」をご紹介します。



着物作りの裏話!京友禅の着物をプロデュースする3代目のひとりごと!


写真ではこの作品の良さが伝わらないのがとても残念なんです…。


裾のシルエットのところから、銀の摺りぼかしがフワ~っとやわらかく入っているのですが、写真にはうつらない…

(ブルーハーツのリンダリンダではありませんw)


しゃ~しん~には…  うつらない… うつくしさ、があるから~



着物作りの裏話!京友禅の着物をプロデュースする3代目のひとりごと!


上前のポイントのアップです。


本のり糸目ならではの、黄色くやわらかい糸目が雰囲気だしていますね。


白い菊には白い糸でカスリの刺繍をほどこしています。



着物作りの裏話!京友禅の着物をプロデュースする3代目のひとりごと!


↑ ここが、写真にはうつらない銀の摺りが入っている箇所なんですが…



立って歩くと、そのチラチラと光る銀がまったくいやらしくなく上品なんですよ。


銀ネズミ色の地色に銀というのが、あえて強調しない品の良さなのです。



季節を選ばない草花を色数少ない墨濃淡と白であっさりと上げています。


とても、着易い着物ではないでしょうか。





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ごぶさたしております。


ブログの更新が滞っており、ご迷惑おかけしております。


さて、去る9月7日に京都市内で「染匠三人展」を行いました。


問屋さんからの染め出しだけでなく、自分たちが生地をつぶしてオリジナルの作品を制作して発表する機会を当社では年に二度設けています。


個展ではなく、三人展はぬれ描き友禅の西山染匠さん、糸目友禅の宮嶋染匠さんと、うち染匠市川の合同でそれぞれブースをもって発表しています。



同業者同士の横のつながりも業界の発展には欠かせません。


意見交換や得意先の新規開拓、そしてお互いのモチベーションあげるためにもいい機会だと思っています。




着物作りの裏話!京友禅の着物をプロデュースする3代目のひとりごと!

↑ 春色らしく薄い地色の付下をまとめて展示しました。


着物作りの裏話!京友禅の着物をプロデュースする3代目のひとりごと!

こうしてあらためて見ると、ぼかしを併用した作品が多いですね。


着物作りの裏話!京友禅の着物をプロデュースする3代目のひとりごと!


訪問着や留袖も5~6点ずつ展示しました。


上の写真はその一部です。




花柄の多い当社の作品ですが、花柄以外のものをもっと作った方がいいんじゃないかというご指摘を何人からか受けました。


父は個展の琳派、草花模様をずっと手がけていたのでそういう作品が主流になるのは仕方ないのですが、私の作品では唐草模様や幾何模様なども取り入れようにしてきました。


ただ、感想としてはやはりしっかりとした友禅こそが市川のテイストだという意見も聞かれ、作るべきものに迷いを感じさせるところもありました。


いい作品でも出会いがなければお客様に着ていただくことなく箪笥の肥やしになってしまう…それははとてもさびしいことです。



気になる商品があったり、アップ希望のものがありましたらお気軽にコメントください~。




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ご無沙汰しております。


明後日7日に、新作展を京都市内にて新作展を開催いたします。


問屋さん、一部小売店様向けの展示会のため一般公開ではございません。



また、その様子は後日アップしたいと思います。



今日はその中でも大作の色留袖「南蛮船」をご紹介したいと思います。


着物作りの裏話!京友禅の着物をプロデュースする3代目のひとりごと!

南蛮船とは室町時代から江戸時代にかけて,ポルトガル人・スペイン人が南方からキリスト教の布教活動や貿易のために来航した西洋船のことですね。



とても、日本にもたらしたものが多かったのでおめでたい柄として留袖や色留袖などでも使われます。



少しアップしてみましょう。



着物作りの裏話!京友禅の着物をプロデュースする3代目のひとりごと!


繊細な加工がご覧いただけるかと思います。



もう少し上前を拡大します。


着物作りの裏話!京友禅の着物をプロデュースする3代目のひとりごと!


しっかりと友禅された南蛮船とその上にいる人々、そして特筆は波の友禅です。


決して手抜きなく最高級の作品を作るがゆえの細かなこだわりですね。



人の顔も仕上げでしっかりとかいています。


糸目消しで、あえて白かった糸目を彩色して立体感ある仕上げをしています。


金は切箔を散らして、二段階で砂子を詰めています。


刺繍も金駒刺繍をしっかりと入れています。


次に背中のアップをご覧ください。


着物作りの裏話!京友禅の着物をプロデュースする3代目のひとりごと!


石垣の友禅のぼかし、松の仕上げなど、手抜きなしでございます。



それぞれの加工において、一流の職人さんがしっかり最高の仕事をしてくれました。



地色は黒に近いネズ紺地です。


しっかりとした地色にしっかりとした友禅で、重厚感あふれる作品に仕上がりました。



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