安楽死に関して、同調圧力が強く、主体性のない人が多い日本では導入は問題があるだろうと思っていた。
しかし、実は導入されている欧米でも、「死ね」圧力が起きていることを知った。
まず、数の増え方に驚く。
<オランダの安楽死者は2018年から毎年6126人(総死者数の4%)、6361人(4.2%)、6938人(4.3%)、2021年には7666人(4.5%)。2022年には前年から14%増の8720人(5.1%)だった。>
さらに対象は、元々末期のがん患者が多かったが、認知症患者や子どもへも拡大しているという。
こうした"すべり坂"現象が起きているのだ。
加えて<日本ではほとんど知られていないことだが、安楽死は臓器提供とすでに直結している。「安楽死後臓器提供」という>
それどころか、<いっそ生きているうちに麻酔をかけて臓器を摘出>する臓器提供安楽死という考えまであるという。
最も倫理が求められるべき医療の現場で起きている実態。
"空気"で動いてしまうのは、日本人だけではないようだ。