去年高野山に行ったときの話です。
高野山にある施設に、霊宝館(れいほうかん)があります。貴重な仏像や仏画が見られる博物館のような施設です。
平日のオープン時間に行ったこともあり、ほぼ貸し切りで展示物をじっくりと見ることができました!
常設展と期間限定の特別展がありました。
常設展ではどの仏像も素晴らしかったのですが、特に胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅という仏画で、とても大きいものがあり、しばらく眺めていました。
特別展では、その期間は容れ物展をやっていました。
貴重な仏像や宝具を入れるための容れ物です。
最初は容れ物か〜と思っていましたが、実際見てみると中身以上に装飾にこだわっているものも多く、芸術的にもとても素晴しかったです。
先に進むと仏舎利(ぶっしゃり)の容れ物がありました。
仏舎利とは、お釈迦さまの遺骨です。
下記はとある密教のお坊さんを題材にした漫画からの情報になりますが、仏舎利(つぶのようなもの)は熱心に祈り続けると増えたり、逆にほったらかしにすると減ることがあるようです。
また、密教のお坊さんが使う宝具に三鈷杵、五鈷杵といったものがあります。魔を祓ったりする用途で使われると思いますが、漫画では、その三鈷杵か五鈷杵の中央に仏舎利を入れられるものが出てきます。
それを入れることで霊的なパワーがアップするようです。
実際にそれも展示されていて見ることができました!
また、その近くに同じく仏舎利を入れるための仏舎利塔という長さ30cmくらい?の塔の精巧な模型のようなものがありました。
小さい仏舎利を入れるのに容れ物がすごいなと思いました。
塔の頂上から屋根の四隅に向かって鈴が連なってついており、自分が最初見たときにそのうちの一辺の鈴たちが小刻みにずっと動いていました!
展示ケースの中にあったので、空調の影響ではなさそうです。
しばらく眺めて、全部の展示を見た後にまた見に行ったら、動きは止まっていました。。
周りの人にも教えたかったですが、誰も近くにおらず一人だけだったのでそのまま帰りました。
空海さんや仏さまたちが、ちょっと激しめに「こんにちは〜!!!」と言っているように受け取りました笑
自分的には大したエピソードではないと思い、ほとんど人に話していません。
今思うと、神さまたちや仏さまたちはいるよ、ということを物理的に教えてくれていたのかもしれません。
以前日本各地での神事に参加していた時、神社に着いたときにちょうどご祈祷されていたり神楽が流れていたことがあります。(神さまに歓迎されている証拠と言われます)
また、神事の後に雲の隙間から日がさしてきたり、逆にその後大雨、洪水になることもありました。
ささいなエピソードを、何か一つでも実体験として持っていると、人智を超えたことや存在がいるかもしれないと思える人もいるでしょう。
元々霊的なことに興味がある方は、本当にいるんだという確信になるかもしれません。
どうしても人生には波があって、不幸が続くときには神も仏もいない、と思いがちです。
何か実体験がある人はそれを忘れずに、もし体験がなくても神さまたち、仏さまたち、守護存在たちがいつも見守ってくれていると信じ続ける強さと勇気が大事であると思います。
高野山霊宝館にて。