石材店、墓石営業マンによって決まったパターンがある
お墓を建てるときにどの石材店が、どの営業マンが担当になるかはかなり重要です。
↑↑この記事では営業マンのタイプについて書きましたが、重要なことは時々補足しなくてはなりません。
担当営業マンや石材店が誰になるかはなぜ重要な事なのかを説明したいと思います。
見積価格も設計図もかなり変わります。
いつも同じパターンで建てる石材店や墓石営業マンがいます。
使う石もだいたい同じだしデザインもほぼ同じです。
それが良ければ問題はありませんが、いつまでたっても昔と同じ事をしている石材店や墓石営業マンがいる事も事実です。
かつては同じ会社にいて他の石材店にいったらかつての上司が入社してきて今は自分の方が上司になってるんだけど、かつての上司は使う石は昔と一緒だし設計図もぜんぜん変わってない、これじゃ今のお客様に応対できないという話を以前ある石材店さんから聞きました。
「何も提案してこない営業マン」もいます。
こういう営業マンは仕事を早く終わらせたいと思ってるとしか私には考えられないんですよね。
お客様の中にはお墓が建ったら測量機器を持ってきて、「1000分の2ミリ左右で高さがずれていますね」と言われた人がいたそうで、そういうお客様などは構造や石の品質など詳しく説明していろんな提案をしないと契約までいきません。
何も提案しないいつも同じパターンの設計図しか作らない営業マンは絶対に契約はできないことでしょう。
「○○石材店に行ってきたけど何にも提案がないんで信用できなくなりました」、と言われた方もいらっしゃいます。
商談時やお墓が建ってからでもお客様の方からいろいろ提案していただきました。
そういう提案って石材店が気が付かないことが多くでとても参考になりました。
使う石は中国の石を数種類、図面はいつも同じ
こういう営業マンが担当者になったらどうします?
インドの石や国産石のことなども聞けないんです。
ネットで検索しない消費者の多くは石材店のいう事を信用するんです。
まさか建墓に失敗することがあるとも知らずに。(笑)
「お客様の親身になって相談にのってくれる」
ポータルサイトの良い石材店の条件として最初に書いてあるんですが、当のサイトが提携してる石材店は親身になって相談に乗ってくれるかどうかも分かりません。(笑)
ノルマをかけられ毎月の売り上げに悩まされてる営業マンにこういう余裕ってないですよ。
また個人経営的、職人気質的な石屋のオヤジだって「俺が言う事に間違いない」と聞く耳は持ちません。
親身になって相談にのってくれる、というか面倒くさい客の応対はしたくないと思ってる石材店や営業マンのほうが間違いなく多いと思われます。
(でも実際にはモンスターなんとかって言われるくらいの酷いお客さんはいるんですよね)
親身になって相談してくれてるかどうかを判断する一つの要因は「提案」だと思います。
いくつか「提案」してくれる担当者を選びましょう
中国の石を数種類、外柵がいつも同じ形のものしか出してこない担当者に比べいくつかの提案をしてくれる担当者は信じてもいいかもしてません。(それでも他の石材店の話を聞いた方がいいですよ)
これからお墓を建てようとするお客様には少なくとも
- 使用する石を重視する
- 使用する石よりもお墓の構造を重視する
- 出来る限りどちらの良いところも取り入れたい
この3つの提案はしなくてはならないのではないかと思いますね。
やっぱりインドの石は吸水率も低くて経年劣化も少ないので中国の石よりは良いと思います。
インドの石と国産石ではお好きな方を選んでくださいとしか言えませんがインドのある石なら国産石ではどの石と同じ価格であるとか説明します。
それから構造の話をしますが、墓石本体と外柵の構造を話さなくてはなりません。
(富山以外の地域では墓石本体構造はありません。高知県では富山のようなお墓が建てられていますが)
富山の場合
カロート(納骨室、唐戸)がくり抜き型、貼り合わせ型、柱型、この三種類があります。
舞台・外柵ですが基礎石一枚盤、巻き石の舞台、コンクリート基礎の上に直に建てる、それと魚津や黒部のように大きな舞台、この4つがあります。
石川県の場合
地下カロートであるのか地上カロートであるのか。
最近はほとんど地上カロートなので外柵の説明は詳しくしてくれる石材店を選びましょう。
内川霊園にいくと化粧石がまいてある場合と石が貼ってんですが、どうして違うのかも聞いた方がよく分かると思います。
その他の地域の場合
やはり外柵が重要です。
どの地域でも地上カロートが多いようです。
納骨室天板が一枚石を推薦しますが左右に石を貼って真ん中を芝石で蓋をする形の構造が多いですね。
これ、規定とか規格とかあるんですかね。
民営墓地の場合はほぼ決められた構造で建てなくてはなりません。
私がおかしいなと思った建墓
ネットで調べない消費者は石材店の言うがままにお墓を建てる事でしょうね。
郡部のある墓地、確かにお墓は呉西よりも大きいのですが基礎コンクリートの上に直に建っており価格が○○○万円と聞いてかなり驚きました。
敷地も狭くはないんです。
せめてお墓がのる箇所、1坪くらいはGLよりもいくらか上げたほうが良いのではないでしょうか。
雨水が流れてきます。
で、根太石とコンクリート基礎にはどんな施工がしてあるんでしょうか?
アンカーくらいはしてあるでしょうねえ。
知らないってこういう事になるんだなって思いました。
地元の石材店ではなくいくつか見積もりをとればああにはならなかったと思います。
いくら地元を牛耳ってるとはいえコンクリート基礎をかさ上げもせずに直に建てますかね!??
理解不能です。
そこにはお客様の親身になって相談にのってくれる、という言葉は見当たりません。
お客様の為に良いお墓を建ててあげたいという気持ちは一切ないんでしょうね。
また才数をケチったのがバレバレのお墓とか見たら、これも切なくなります。
もっと違う方法があったんじゃないの!??、って。
笠石の厚さが3.5寸とか、竿石が短い、上台と角台の横幅が狭くてバランスが悪い、唐戸の高さが低い、根太石の高さが低い、とか。
「そこまでしなくちゃいけないの?」
石をワンランク価格を落とせばいいんじゃない?
そんな高い石じゃなくてもさ。
お客さんはそんな設計図を見たっておかしいとは思わないんですよ。
実際に建ってしまってから失敗したと思っても寸法通りなんですから。
九州型のお墓でいちばん安い見積もりは横幅より納骨室は狭くして奥行きも短く洋型の竿石の厚さは6寸でした。
それより高い見積もりは横幅いっぱいの納骨室で奥行きも余裕があるもの、竿石も厚さは1尺でした。
どっちがいいでしょうか?
とにかく才数を削ったお墓はとてもバランスが悪く、そのお墓を建てられた人は後悔してるんじゃないかなって思いますね。
まあ、おかしな図面を書く石材店や営業マンはいるもんですよ。
設計図を見くらべてどれが良いかと判断するのは難しいです。
関東の丘カロートで敷地が大きくない墓地で、
香炉をどかして蓋をとり墓誌を上から抜いたら納骨室があらわれる構造のお墓なんですが、私はおかしな構造に思えてなりません。
規格が決められてる民営墓地なら仕方ありませんが公営墓地でもなんであの構造のお墓を建てるんでしょうかね。
大きな石材店には何人もの営業マンがいます。
その中には良い提案をしてくれる営業マンはいますので担当者と意見が合わなかったりした場合は会社に言えばすぐに担当を変えてくれます。
遠慮しないで言った方がいいです。