中国工場から送られてきた価格表をみて驚いた、昨年より安いじゃないですか
毎年正月明けに中国から「加工費の値上げ」のFAXやメールが恒例になっていたんですが、今年は来ないなと思っていたところで価格の問い合わせをしてみた。
おいおい昨年より安いじゃないですか。。少しですが。
この要因は何であるか考えてみた。
墓石建立数の絶対的な減少が原因か?
石材店に機械や用具、備品を納入してる業者さんに聞いてみたら、「今年はどの石材店さんも遅いですね」、と。
遅いというのはお墓を建て始める事です。
けっこう少ないそうです。
納骨堂、海上散骨、樹木葬、などお墓を建てない人も増えてきており、民営霊園でも空いた場所に「納骨堂」を建設することも多いと聞きます。
海上散骨は将来後悔すると思うし、樹木葬も公営でなければ将来は雑木林になると思いますが、「納骨堂」は法要が終了するまで預かって(金しだいですけど)くれるので、最初からお墓を建てないつもりの人に加え一時的に使用を考える人もいることだと思います。
例えば公営墓地に当選するまで、とか。
中国工場は半分にも三分の一にも十分の一にもなったと聞きますが、仮に三分の一になったとして日本からの注文が三分の一以下になってしまったのでしょうか?
それでも応対できているのでしょうか?
実際に石材店が自社で加工するようになったわけでもありませんのでまだまだ中国加工で対応してるハズです。
実際の数字は分かりませんがインドなどでも加工できるそうですが日本からの注文が減った事はまちがいないようです。
価格が安い工場は下手です。
銀杏仕上げはガタガタ、
蓮華の左右の寸法が違う、
研磨が下手で段差ができてる、
など輸入してから自社で修理する事も多いと聞きます。
私や提携石材店さんは高い工場しか使っていませんが、その工場も価格を下げてきたので少し驚きました。
やはり注文の絶対数が減ってきてるのでしょうか!?
でも注文が三分の一になったかどうかは確認は出来ません。
十分の一になってしまったと言う人もいて、どれが本当なのかわかりません。
毎年中国が値上げをしてくるので、墓石価格が高くなります!??
毎年年末くらいになると石材営業マンは「来年から値上げになりますので契約するなら今のうちですよ」と消費者を煽ってきました。
実際のところ、サラリーマンとしての営業マンには「購入価格」を伝えていない場合が多いので、会社から「中国が値上げをしてきた」と言われるのでそれを信じています。
会社側も仕入れ価格が安くなったとしても販売価格を下げる事などしません。
なので墓石営業マンは昨年よりも高くなった見積もりを今でも出してるハズです。
しかし消費者は知りませんけどね。比べようがないので。
がりがり君が10円値上げすると社員総出で頭を下げてるCMを見ましたが、なんらかの理由でコストダウンできたとしたらまた元の価格に戻すと思いますか?
石材店が才単価を上げました。
何らかの理由でコストダウンできましたが才単価は下げてくるでしょうか?
下げるわけないですよね。
消費者にとって価格(ネットには書いてない)や中国事情や国内での加工(丁場の石材店でも上手下手がある)の事などは石材店の担当者に聞くしかないのですから、適当な事を言われてもおかしいとは思わないんです。
私がいちばんおかしかったのは「ファイングレン」をスウェーデンで加工して輸入しますと言った東京の石材店の言葉です。
後に嘘だったと謝りましたが、バレたら一貫の終わりですよ。
あの時は大いに笑いました。
ネット販売の業者が巻尺を送ってくるという話を聞いたのと双璧です。(爆)
とまあ消費者はスウェーデンで加工してるとか巻尺を送られてきたとしてもおかしいとは思わないんですよ。
それほど墓石に関して聞く話がどんなに適当でも疑う事はありません。
またまた話がズレてしまいましたが、
現時点では、中国加工の墓石価格は昨年並みです。
「高くなってます」という営業マンがいたら、本当の価格知らないんだなと笑ってやりましょう!