建墓予定者必読・・TypeRさんの建墓体験記その二 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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墓石工事において一番重要なのは舞台(外柵)工事です


全行程においていちばん重要なのは基礎工事です。
墓石施工においていちばん重要なのは舞台工事です。
舞台さえ決まっていればあとは積み木を組み上げるように墓石を下から組み上げていけばそれでいいんです。
それほど舞台工事は重要でキチンと施工しなくてはならないのです。


舞台工事の工程です


墓石工事の工程において一番重要なのが舞台工事(外柵工事)です。
どんなに高い石を使ってお墓(和墓なら上三段、洋墓なら上二段)を作ってもその下の部分(舞台・外柵)がダメだったらどうしようもありません。
将来舞台の部分に修理の必要が生じた場合はお墓を解体して再び組み上げなくてはならなくなるんです。
解体前と組み上げ後に二回ご住職にお経をあげてもらわなくてはならないのです。

お墓本体ばかりに目がいって外柵を疎かにすることはダメダメなわけです。


お墓の舞台工事

>まずは縁にあたる部分の石(巻石と言います)を回します。その部分に砂を敷きます。
えっと砂ではなく砂とセメントを混ぜたモルタルです。
撹拌が不十分だった場合下手な施工をするとセメントが流れだし見るに堪えない「エフロ現象」になります。

巻石と巻石の合わせ部分には強力な石材用ボンドを使用します。このボンドは本当に強力なので、もし外す場合は接着箇所にグラインダーの歯を入れて切らなくてはなりません、かなり時間のかかる作業です。

またボンドを使用するには晴れた日じゃないといけないし石材が乾いてないといけません。なので雨の日にも建ててる石材店は、、、、??です。

こちらは巻石の合わせた個所の内側の部分でL字金具で固定してあります。お墓を建てる人の多くは巻石合わせ部のL字金具が重要であるかないかさえも分かりません。
しかし無いとめっちゃまずいです。関東のある相談者が石材店にL字金具を付けてくれと頼んだら「そんなにうちが信用できないんですか!」と凄まれたそうです。
もちろん信用してないから言ったんですけどさすがにまともに「お宅は信用できませんから」って言うわけにもいかないですよね。
というかL字金具の一つや二つ、施主が付けてくれというなら付けりゃいいだけでない?頑張らなきゃならないのは別にあると思うんだけど、笑。

(写真はTypeRさんのブログよりお借りしました。)


補足説明
舞台に貼る貼り石は雨水が敷地内にたまらないように外に流れるように勾配をつけます。
また各貼り石の合わせ部分にも「石材用強力ボンド」で接着し、その同じボンドでコーキングをします。万全です。

舞台の作業を雨の日にやるってのはとんでもない事です。
内側に水が回ってしまします。
晴れた日に施工しても石の下に水がまわってしまうようなド下手な施工をする石材店もありますけどね、(-_-;)


いよいよ次はお墓本体工事です。


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