もしもあなたがお墓を建てるなら何を重視するんですか?・・石② | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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お墓の石についてお客様は、、、知識がありません。


ある一部上場の富山支店の支店長さんがお墓を建てる時に石のサンプルを見て、
「この石が好きです、この石でお墓を建ててください」
「えっ、良いんですか?この石は中国の石で価格も最も安い部類に入るんですが」
「かまいません、私はこの石が好きなんですから、この石で建ててください」
「はい、かしこまりました」

①ここで質問です、この支店長さんはどんな石でお墓を建てられたんでしょうか?
答えはこのブログの最後に書きます。

私が石材店勤務時代にお客様と展示墓を見てる時にG603のお墓と真壁中目のお墓を見てもらって、
「どちらの石が高いと思われますか?」と聞いたところ、
ほとんどのお客様が「う~ん、どっちかなあ???」と悩まれました。

②ここで質問です、いったいどのくらいのお客様が正確に価格を判断できたんでしょうか?
どちらの事例も過去に記事にしたので知ってる方も多いと思いますが、
②の答えは「半数」です。

お客様は石の事を知っていたんでしょうか?
いいえ、お客様は石の高い安いは全く知ってはいらっしゃいません。
勘で答えられただけで、単純に聞いた数が多ければ答えは50%に近くなるわけです。


墓地にでかけてお客様に聞いてみました


お客様も一緒に墓地にでかけて施工例を見てもってる時に、
「いろんなお墓がありますがどのお墓が高いと思われますか?」
といつも聞いてみてました。

お客様が高いと思われるお墓は、
  • 大きなお墓
  • 黒や赤など濃い色の石を使ったお墓
ほとんどの方がこのように答えられます。
答えは正解です。

大島(富山で使われることは滅多にありません)や真壁小目などの国産石を指摘したお客様は一人もいらっしゃいませんでした。

本小松石や大島特級のお墓をを見て、
「おお、本物や」と私が驚いてる様子を見てお客様は
「何が本物なんですか?」と私が驚いてる様子が不思議だと思うように聞かれます。

「このお墓、軽く片手(500万円)は行きますよ。お墓本体だけで」
「ええ~、本当ですか?私はそんな高いお墓は建てられません」


本小松石を見れば
「緑の濃い石だな、高いの?」


庵治石を見れば
「まだら模様できれいじゃない、私は好きじゃないですね」


大島をみれは
「少し青っぽいけどあんまり見栄えはしないね」

消費者をバカにしてるわけではありませんが、石材関係者ならちょっと苦笑するんじゃないでしょうか。

言いたいことは

お墓を建てる時には自分の好きな石を選んでいいんですよ


ということなんです。

大島などの高級国産石でお墓を建てる人はかなり勉強されてる方が多く、確かに普通の方々とは違って「お墓へのこだわり」は相当なもんです。
全く石の事は知らずに石材店の営業が「大島いいですよねえ、いかがですか?」と進めても、「分かりました、大島にします」と答える人はほとんどいないでしょう。

ましてお墓は自己満足の部分がかなりあるので、高い石を使っても見た人が「高いお墓」だと判断できないのです。(でもそれが良いんだ、素人に分からないのが良いというお客様もいらっしゃいます)

大島と陰城(有名な大阪の産地偽装事件で使われた石)が並んで建っていたとしても、「凄い大島使ってる、隣は韓国の石です」と分かるのは石屋だけです。

いかがでしょうか、写真は色の濃い薄いがありますがこれは撮影時の違いだけであって実際はとてもよく似ています。

あなたは大島と陰城の区別はつきますか?


普通の人はお墓の大きさは判断できますが石は判断できません。
なので好きな石を堂々と選んでください。
(私は山西黒やG654に場合は使わないように説得しますがG614は予算的な事もあるので仕方がないと思います)

①の質問の答えです。


答えは、「G623」です。
関東の民営墓地でも多く使われています。
M-1やクンナムの隣に建ってます。

霊園見学の時に見学された方に価格差を言いましたら驚かれていました。
説明するまでは「緑や黒の石のほうが高いんだろうな」と感じてはいらっしゃいますが、実際の価格の差をきかれてビックリするくらい、誰も石に関しては正確に知らないんです。

予算の無い消費者の場合(お金が無いわけじゃなく、お墓に大金をかけたくないという人も含む)、比較的安い石をつくっても誰もわからないので「G623」あたりの石を使用してもかまわないと思います。