霊園見学後に思ったこと | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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霊園見学についてのまとめ記事


11月初旬の霊園見学について記事を書きました。
また参加者にはアンケートに答えてもらい、固有名詞を伏せた以外は原文のまま紹介させていただきました。



霊園見学の需要は大いにあると感じました。


霊園見学をしようと思ったのは、どれだけメールで回答しても、電話で話をしても、言いたいことが100%伝わらないと感じていたからです。

今回参加された方々も口をそろえて、お墓に詳しい人から霊園で直接いろんな事を聞きたかったから参加したと言われました。

民営霊園が自社の霊園を無料で見学させるというサービスはありましたが、それは墓地の場所やお墓の形を確認する程度のものであるということは容易に想像でき、他の霊園との違いなどを明確に確認できるというものではないと思います。

お墓を建てなくてはならない状況になった消費者がインターネットで霊園を調べ見学に行っても、それぞれの霊園で自動的に決まってしまって変更できない石材店が応対して説明しても、
「適正価格なのか?」
「お墓の構造は完璧なのか?」
「とにかく、大丈夫なんだろうか?」
という不安は消える事はないと思います。

お墓の価格は石の絶対量と加工料、文字彫刻費、施工費、基礎工事費、などからはじき出せるのですが一般消費者はどうやって適正な価格を知る事ができるのでしょう?

不可能です。

設計図を提出されても、どこが工夫されているのか、構造がおかしいところを指摘できるか、
まずわからない事でしょう。

何が何だかわからない状態で契約し、一応建ってしまえばそれなりに見えるので良いお墓が建ったと思ってします。
これが大半の消費者です。

今回参加された方は全員私より年下の方でした。
それは何を意味してるのでしょう?
まだまだインターネットでお墓の事を調べる高齢者はほとんどいないという事です。

お墓を建てようと思ったら絶対にインターネットで調べます、と答えたくれた若い世代の方はかなりいらしゃいました。
そしてその世代があと10年も建てばお墓を建てなければならない状況が出来てくるので、私のブログを見て問い合わせてくる人は確実に増えると思っています。

なので霊園見学は今後も大いに需要があると思いました。

いろんな形での提供


参加者の中には既に墓地を持ってる方とこれから墓地を探さなくてはならない人がいました。
アンケートの回答の中にもより的確なアドバイスをするためには、求めるものが同じ人だけで見学に行くといいのではないかという意見がありました。

生前墓を考えてる人の場合は今回のスタイルで良かったでしょうが、お墓を建てなくてはならないという状況の人は、考えてる墓地にあった霊園を見学し、場合によっては候補に上がってる霊園で石材店さんと話をしてあげたほうが良いのではないかとも思いました。

また村落墓地の人は石材店を自由に選べるわけですからお墓の構造を重視し、誠実な石材店を選ぶ事を教える事が大切だと感じました。


参加者に伝えたいこと


上の写真は私が才数計算の仕方を教えているところです。
しかし才数計算をできるようになっても、地域別、墓地形態別の石の単価を理解していないと意味がありません。

また参加者の中には3m×4mという墓地を確保されてる方がいらっしゃいました。
そして周りのお墓がとても大きいそうです。
階段を数段上ってお墓の前にいくような大きなお墓が多いそうです。

才数計算は「外柵が難しい」のです。
階段などは4尺×1尺×0.8尺の一枚石の石なのか、薄い石をコンクリートに貼り合わせたのかなどを見ないと正確には出ません。

新人営業マンでも正確に才数計算できるようになるには数日~数週間かかります。

なので知ったかぶりの態度はせずに設計図や見積書が提出されたときにその力を発揮すればいいのではないかと思います。

また私から聞いた知識によって、担当者がどのくらいのレベルであるかを判断できます。
頼りないなら別の霊園に行ったほうがいいでしょう、なぜならどこもそんなに変わらないからです。

石の事でもG654などをどのように説明するかで石材店の方針などもわかると思います。
「山西黒は良いですよ」などと答えたら、はい終了です。


今後の霊園見学について


このような石材店にキツイ内容を書いていても、賛同してくださる石材店の方もいらっしゃいます。
関東の石材店に勤務されてる社員の方と交流しています。
今度はその石材店の霊園を見学しに行こうと思っています。

身分を隠してコッソリ霊園を見学に行ったのですが、そちらの霊園であればいろんな事が聞けると思いますし、聞きます。

  • 墓地は用意している
  • これから墓地を探す
  • 指定業者が決まっているのか?

各消費者によっていろんな状況が考えられますので、少人数でないといけないケースや、5人以上でもかまわない場合もあると思います。

相談者の状況別に霊園見学を行うのが大事で、充実した公営墓地がいちばん適してします。
しかし最近はやりの地上カロートのお墓は公営墓地にはなかなかありませんので、どうしても民営墓地で見学しなくてはならなくなります。

いくつかルートがあるので今後は協力していただける霊園に見学に行こうと思います。

お墓を建てることになって、
何からすればいいのか?
どうすればいいのか?
石材店との交渉は私には無理・・
というふうに考えていらっしゃる方に対しては特別なコンサルティングも用意しようと思っております。

来年の年明けにもう一回霊園見学します!