お墓を建てようと思ったらこの事を重視してください。
お墓を建てようと考えてる人は
- 墓地は用意していない。
- 墓地は用意してある。
- 古いお墓を建てかえる。
お墓を建てたいが墓地がない
墓地が無い方のほとんどは、「まずは墓地から」と墓地の購入を考えられますがすぐに墓地(永代使用権)を購入してはいけません!
墓地が無い人はすぐに墓地を用意しなくてはならないと思いがちですが、それは間違いです。
こちらの記事を見てください。
墓地の購入は本当に慎重に考えてください。
墓地についての記事一覧
特に公営墓地ではなくて民営墓地や寺院墓地の購入を考えてる人は簡単に考えてはいけません。その理由は上の記事に書いてありますが、まとめますとこのようになります。
- 1.主導権は全て石材店側にとられます。
- 2.値引き交渉をしても一切値引きは不可能です。
- 3.お墓の形も寸法も決められています。
- 4.墓地購入代(永代使用料)は返ってきません。
民営墓地の中には急に管理者が変わってお墓を建ててる人が檀家にならないといけない(菩提寺の変更の強要)事になったり、自分がお墓を建てた土地を勝手に転売されたなどのような例もあるからです。
前者はいくつか裁判がありましたが、いずれの場合も寺院側が勝訴しています。
後者は
「やすらぎの里・風の会(旧称被害者の会)」発起人代表のブログ
こちらを読んでいただければ良く分かります。
どうですか?
墓地に関する記事を読んだら、墓地選びは本当に重要ということが分かると思います。
寺院墓地もほとんど「指定業者」が決まっているので「民営墓地」と同じように考えておいたほうがいいでしょう。
お墓を建てる墓地は用意してある。
「民営墓地」と「寺院墓地」を用意した方々はその規則に従ってお墓を建ててください。指定業者の言うとおりにしかならないので、「いい加減な工事をしないこと」を約束してもらって、「契約書の細かい箇所まで確認」を十分してください。
公営墓地を用意された方へ
おめでとうございます、民営墓地や寺院墓地よりも安く自由にお墓を建てられます。
その理由は「指定業者」がいないので、いくつもの石材店を比較できるからです。
指定業者であれば全て主導権を取られてしまいますが、公営墓地には指定業者がいないので複数の石材店を見てまわれます。
じっくりお墓を選ぶ事ができるでしょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120107/19/marble-granite/89/fa/j/o0321028011721587900.jpg?caw=800)
こちらは横浜市営墓地です。
芝生墓地と呼ばれる中で一番簡素な形の墓地です。安く建てられます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120107/20/marble-granite/8b/73/j/o0329024811721709249.jpg?caw=800)
こちらは金沢市の内川霊園です。
先ほどの横浜市営墓地に比べればお墓らしいです。
芝生墓地なのですが「地上カロート」です。
公営の墓地公園においては上の写真のように、形や寸法が決まっているところがあります。このようなお墓はそんなに高くないので、お墓を建てる人たちの競争心を煽る事はありません。
それと公営墓地の場合は後継がいなくてもお墓を建てられます。
もし無縁墓になった場合は納骨堂にまとめられますので、安心といえば安心です。
撤去された場所は僧侶にお経をあげてもらって浄めた後に、再び墓地として販売されます。公営墓地の再公募はこのような墓地です。
古いお墓を建てかえる場合
「寺院墓地」の場合
寺院によっては建てかえる時に境内の整備をしたいと考えてる場合があるので、石材店の方と住職さんと一緒に現地で確認するといいでしょう。
「民営墓地」の場合
実際に民営墓地は新しいところばかりなので、建て替えは数十年後かと思われます。規約に従って建てかえてください。
「公営墓地」の場合
建てかえなどの書類を提出してから作業に入ります。あとは自治体の決まりに従ってください。
「村落墓地」の場合
地方に多い町内墓地です。墓地には管理人がいるので、管理人の言う事に従って建てかえてください。場合によっては敷地を狭くしてくださいと要望される事もあります。
出来れば隣接のお墓の持ち主に挨拶をしておくといいでしょう。
それと作業中に隣接のお墓を傷つけてしまわないようにしなくてはいけません。石材店に注意して建ててくださいと言えばいいでしょう。
お墓を建てる前に隣接のお墓の写真を撮っておいたほうがいいです。
とくに巻石がズレていたり、貼石がはがれていたり、など修理しなくてはならないような箇所があれば必ず写真を撮ってください。
私はお墓を解体してる時に隣接のとても古いお墓の持ち主から、「うちのお墓のコンクリートにひび割れがみつかった、お前らが工事するまでひび割れなど無かった。元通りにしろ!」とクレームが来て基礎をやり直しさせられた事があります。
完全に言い掛かりなのですが、言うことを聞いてくれません。割れた箇所は誰がみてもかなりの年月が経過してると判断できるものでした。
会社や社長の家にまで電話をかけられて、社長から「宮崎、おまえ何したんだ?」と言われる始末。
このような事があるので、お墓の施行前には隣接のお墓の写真を撮っておくといいでしょう。
石材店の中には隣のお墓を傷つけても知らんぷりする業者もいます。
この場合、隣のお墓の持ち主がクレームを付けるのは「あなた」です。
石材店に言っても「知らない」としか答えません。
なので写真を撮っておくのが望ましいと思います。
富山市営長岡墓地では真ん中の広い通路があって中心部には左右にクロスする通路があるのですが、曲がり角のお墓に傷をつけて逃げていく業者があったので4tユニックが入れなくなりました。
角のお墓の外柵にはL字部材が貼りつけてあります。
当て逃げする業者もいるんです。
酷いですねえ。