インターネットで調べて消費者が判断を間違う事
インターネットで「お墓の価格」などと検索すれは上位にランクされるのは「石材店のホームページ」ではなく「お墓の紹介相談サイト」です。
多くのお墓の紹介相談サイトでは信頼出来る石材店の条件として
- 話しをじっくり聞いて相談にのってくれる
- 店舗や展示場があるかどうか
- 施工実績として実際に建てたお墓を見せてくれる
- 設計図と見積書の提出
- 保証書とアフターサービス
- 業界団体に加盟してるかどうか
- お墓ディレクターの資格を持ってるかどうか
- 明確な価格と産地の提示と
- しっかりとした基礎工事と施工
- 地元で長年石材店を営業している
ほとんどのサイトがこのように記述している。このように書かれた場合、石材店で修行をして独立した会社はダメで老舗を選ぶのがベストだと言ってるようなもんです。
話しを聞いて相談にのってくれるというのは営業マンとして当たり前の事です。
展示場にお金をかけないでこじんまりとした展示場で「注文生産」に重点をおいてる石材店もあります。
以前に建てたお墓を見せてくれるのも当たり前です。展示場で文字が彫刻されていない展示墓と実際に文字彫刻されて墨入れを施してあるお墓とは雰囲気が全然違いますよ。
設計図と見積書は当たり前です。
保証書は内容を必ず確認してください。何を確認すればいいのか分からない時は私に相談してください。
業界団体とは「全優石」と「日本石材産業協会」の事だと思いますが、各お墓の紹介相談サイトが紹介してくれる石材店は「全優石」と「日本石材産業協会」に加盟していますか?関東や東京などは有名な石材店さんが加入されていますが、私の住む富山やお隣の石川県などは上位の石材店はほとんど加盟していません。
まあ理由はあるんですが、ここでは申し上げられません。さすがに・・・
お墓ディレクターもベテランの人は持っていない人が多いです。そりゃ持っているのにこした事はありませんが、持ってるから全面的に信頼出来るものでもないですね。
展示場に価格と産地が提示されてるのも当たり前です。
基礎工事や施工もきっちりやるのは当たり前です。
そして長年営業している石材店が信頼できると書かれていますが、そうでは無い場合もあります。
なぜこのような事を書くかと言うと
消費者は何軒石材店を回っても不安だからです。
私にメッセージを送って相談してくださる消費者の中には、何軒か石材店を回ってみたけれど「結局ぜんぜん分からない」という意見がいくつもあります。
見積書と設計図を拝見させてもらって「大丈夫です、適正な価格だし設計図も問題ありません」という場合もあれば「う~ん、これはちょっと足元を見られたかもしれませんね」と答える場合もあります。
適正ですと答えた消費者の方々は安心されますし、「う~ん」と答えた消費者の方はがっかりされます。そのくらい石材店の見積りは分かりにくいのです。
だから私のような第三者が必要になってくるんではないかと思うのです。
次の記事は昨日、石屋をやってる店主から聞いた話しを書きます。