降りましたね。☃

車の中では、ラジオが流れています。
一番の話題は、降雪について。
そして、今日は“イイ女の日”なんだとか。

リスナーからは、思い思いの“イイ女”の定義(?)が、
寄せられ、パーソナリティーが読み上げています。





さて、下書きにあった未投稿のものになりますが、

投稿してみたいと思います。


佐野洋子さんの著書は、 これまでも読んだことはあるけれど、未読の作品がある。

 偶然にも、佐野洋子さんや谷川俊太郎さんに詳しい方と話す機会があり、それならばと読んでみた。

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これは、読むことが得意だという人なら2、3時間で読んでしまうかも知れない。

 自分はというと、 4時間ほどで読みました。

 間に休みを入れたりしながら。 途中にお茶を飲んだり、 ウトウトしたり…。

読みながら、眠りに落ちてもいいや。 そんな感じで読みました。

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佐野洋子さんの作品は、懐かしい思いになったり、
自分が子ども頃に見た風景や体験が浮かんでくる、
そうしたもの多い。

 この作品も、そう。 

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 特に『モグラのキンタマ』。
(“モグラのキンタマとは、友達のあだ名です)

 息子さんの友達が家に遊びに来た時を題材にしたものが良かった。 

 男子に混じり、1人だけ女子がいる。 
その女子(“タニバタさん”)は、男子たち(“親友同盟”を作るほど)のいわゆるマドンナなわけですが、
男子は男子だけで騒ぎ、遊んでいます。

マドンナは男子に加わることもなく、退屈した様子もなく、“ケンの母”(佐野さん)と話をして時間を過ごし、帰っていきます。 

 これは、味わいがありました。





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 『あ、あっつあ』も良かった。 

 並んだ電車の、反対側に乗っていた同じ年頃の女の子とのほんの短い時間の交流が描かれています。

それは言葉を交わしたという交流ではなく、
アイコンタクトでの交流のことなのですが、
 こうした体験をしているひとは少なくないんじゃないかなと思いました。

とても、味わいがありました。