スパカツです。

スパカツを出す店で、気に入っている店があります。

まぁ、市内にそういう店の数は少なくないはずですが。



メニューが美味しいことは、もちろん
店のなかも、外観も、おしゃれだったり、かわいらしい雰囲気だったりするに違いありません。

僕の店は、おそらく女性と行くには憚れる。

きれいとはお世辞にも言えないし、おしゃれ感は低い。




そこは、メニューが豊富で、ボリュームがある。
好きな人は、知っているにちがいない。


店主がひとりで切り盛りしている。



マスターは、コップに入った水を出してくれるとすぐ、仕事に取り掛かる。

その様子を、僕は頼んだメニューが届くまでの間、
眺めている。
マスターは、腰が痛いのかも知れない。
姿勢を変える時は前かがみになっている。
動作を始める時、左側に体を傾けてから始める。

店が混んでくると、忙しそうだ。

何だか、“手伝いますよ”と出そうになる。



もちろん、言うはずもないんだけど。

僕が行くときは、ランチタイムではない。
仕事帰りの、ディナータイムではない。

行くとすれば、閉店まで、あと1時間くらいという時間。

特等席に座り、好きなメニューが届けられるまで、
マスターを眺めている。