ダニー・ハザウェイの紹介も最終段階にきました。


“ライブ盤”の後半に収録された一曲。


ジョン・レノンの『ジェラス・ガイ』という楽曲を取り上げています。

 



ジョン・レノンらしい曲というのか、
曲の主人公は、“ひとりの率直な男”。

自分の弱さを露呈している内容であり、聞き手の好みが別れるところかなぁと思います。

ただ、個人的には“男の立場”からすると、こういうことって無くはないという気がしますし、
こういった感情を歌にしている点で、やはり発信する側、聴く側の成熟とともに、新しい言葉を求めて変わり続けてゆくものだという気がします。


  
『ジェラス・ガイ』ジョン・レノン

不安を感じたんだ

君は 僕をもう愛してないんじゃないかって

心は震えてた

僕の内面は震えてた


君を傷つけるつもりじゃなかったんだ

泣かせてごめんよ

君を傷つけるつもりなんてなかったのに

僕は ただの“嫉妬深い男”さ


“ジェラス・ガイ”を、“嫉妬深い男”
と訳している方がいます。

なるほど、確かにそうなります。


この“ジェラス・ガイ”のニュアンスわかりますか?


 





なんて言いますかね…。


要は、“嫉妬心にかられた男”なんでしょうけど。



君を傷つけるつもりじゃなかったんだ

泣かせてごめん

君を傷つけるつもりなんて無かったのに


僕は ただ、妬きもちを焼いていた男

僕は ただ、妬きもち焼きな男さ

そんなところでしょうか。

この曲も、ジョン・レノンらしい、素晴らしい曲だと思うのですが、発表されて間もない時期にダニー・ハザウェイはカバーしているんですよね。

良い曲だな!自分も歌ってみたい!
そう、ダニー・ハザウェイは思いついたのかもしれません。
しかも、自分のものにしている感じを受けるんですよね。

素晴らしい。