片付けや大がかりな掃除。

年末になってくると、話としてもよく耳にしますし、周りでも、自分でも、“ととりかかる場面”があります。

しないとな、という時。

洗濯にしろ、食事を作るという時にも、あるかも。


そうしたことも、ひとつの“労働”と考えると、
気分が乗る、乗らないということも、正直ありますよね。

気分が乗らない時。自分の場合、気分が上がる、上げるにはうってけなものが、音楽。

音楽の助けを借ります。

なかでも、モータウンの音楽。

アメリカのレコード会社から輩出された音楽で、その多くがヒットしました。

覚えやすいメロディーに、わかりやすい歌詞。

後日談として、ヒット曲を作り出す上で、
工夫が凝らされたいた逸話が語られています。

ラジオから流れてきた時に、耳に入りやすい、覚えやすいという意識が、製作側にはあったようです。


親しみやすい、わかりやすい=モータウン。
確かにそれはあるのですが、同時期のライバルのレコード会社が出した楽曲と比べると、ややラフなサウンドという印象もうけます。


けれど、やはりモータウンが残した音楽は、
時間を経ても、なお聴くに値するものがあるんじゃないかなと思います。

アップテンポの音楽に乗せて歌われるのは、
主人公のお母さんが、娘(主人公)にしたアドバイスしたことがこの曲のテーマになっています。

ご存知の方も多いと思いますが。

若い世代向けの楽曲ですよね。

しかし、実際に聴いていくと、哲学のように響いてくる時がある。

つまり、ある程度人生の経験を積んだ人にも、響く。そんな工夫がされていると思います。


ただ、そうしたことは抜きにしても、曲はノリがよく、家事をするときに流していると捗る。


歌詞の中に、恋は“ギブ・アンド・テイクのテイクのゲーム”というくだりが出てきます。

時々、ふと思うことがあります。
片付けや掃除をしている時のこと。


右手にはタオル、左手にはスプレーを持ち、
大きなガラスの前に立っている時の自分がいる。

シュッと、ガラスにスプレーを拭きかけたと同時に、まるまるとした泡が膨らむ。

 


あぁ、これは“ギブ・アンド・テイクのテイクのゲーム”なのかもしれないな。
そう、よぎる事がある。

が、次の瞬間、そうしたことを打ち消すようにして、一気に泡を拭き取った。