令和4年司法試験解答実感
お久しぶりです。間が空いてしまいました。振り返りを完成させたいとは思いつつ、採点実感を読んでいたら逆に当日考えていたことも書いてみたいなと思ったので解答実感なるものをのんびりと書いてみました。
受験体験記的な感じにしようかな。
試験前日
京阪電車に乗って北浜へ。スーツケースを持っていたことと、今日ぐらい課金しても許されるだろうという思いからプレミアカーを利用。別に普通の席が込んでいたわけでもないのだが。
緊張に弱い私は試験前日ということで極度に緊張していました。あれ、電車の中の酸素めっちゃ薄くない?って思うぐらいには呼吸が浅くなっていて、マジで窒息するかと思いました。深呼吸は大事。YouTubeでヒーリングミュージックかけながら労働法のまとめノートを読みつつ電車に揺られる。
試験前日は早めに寝るのが鉄則のはず。緊張することがわかっていた私は事前に入念に摂取量なども検討していた睡眠導入剤を利用することにしていました。しかし、飲んでから1時間たっても2時間たっても寝られない。なぜ…
緊張が薬の作用に勝ってしまうという大誤算でした。結局記憶がなくなったのは2時頃です。その時に寝ようと思って書けていたヒーリングミュージックはトラウマとなり、合格発表まではそれを聞くと眠れなくなる曲と化しました。
司法試験1日目(労働法53点台、公法系94点台)
朝起きたらたくさんの人から応援のラインが。皆さん本当にありがとうございます。1番勇気づけられたのは「お前はちょっとミスったぐらいで落ちるような実力じゃない」という趣旨の1年早く予備で受かっていて、ずっと答案を見てくれていた友人からのメッセージでした。今後応援する側に回る人は参考にどうぞ。
模試の段階で朝食の時間や量、その後の補色のとり方も考えていたのでそれに沿って前日に買っていたおにぎり二つとみそ汁を摂取。二つ目食べてるときには嗚咽感がすごくて吐くかと思った。
試験会場に向かうと、みんなが床に座って開場を待っていた。全員が人生賭けて勝負しに来てるんやなということをまじまじと感じる雰囲気。緊張しがちな割に自分は意外と落ち着いていたように思う。ここで、ブドウ糖のゼリーと一本満足バー半分を摂取して、3時間の科目に備える。おなかがすくと集中力落ちるしね。
いよいよ1科目目の労働法。開始とともにとりあえず全部の構成を終わらせる(いつもこのスタイル)。答案構成は想定時間の範囲内。およそ見たことある論点だろう。というか、安藤運輸事件っぽい題材や、ヤマを張っていたパート有期法が出て、ちょっとにんまり。模試でも出ていたから後者はみんなできるだろうとは思ったけど。
唯一迷ったのが、労働条件の変更の問題。労働協約締結後に就業規則を変更している。冷静に考えれば労働協約が優先するのだから労働協約の不利益変更を論じるのは当然のはず。でも試験当日は魔が差すというのは本当。問題文を見ていると労働協約についての事実はあまり書かれておらず、就業規則についての事実がたくさん落ちている。「これは、就業規則を論じろというメッセージなのでは??」などど。大きくやらかしました(もっとも、採点実感を読む限り、両方論じることが求められていたらしいのでまだ救われていたようです)。それ以外は大きく外しはしてないんじゃないかな。
ちなみに試験後はできた気満々でした。
昼ご飯を食べた後は続いて、憲法。ちなみに昼食は眠くならないようにおにぎり一つとゼリー飲料。
試験開始、問題文を見る。「え????」なんか試験形式変わってませんか?三者間はもうないと思って古い過去問も最近の出題形式で書く練習してきたのに…。落ち着こう、反論をとりあえず分けて書くんだ。
ということで、とりあえず想定していた答案構成時間を目いっぱい使って主張を分類し構成しよう。そう思って問題文を精読していくと、1問目はまだ何を欠くべきかは分かったが、2問目がマジでわからない。てか、そもそも処分違憲の話やん?処分違憲でも違憲審査基準を使ってはいけないわけではないと習っていたのでその方向で考えようとしたものの、今回は最低限の手段とかいう問題ではないのでどうも使い勝手が悪い。しょうがない、書いたことないけど判例が使ってる比較衡量論でいこう。
こんな感じで頭の中で異常な量のクエスチョンマークを抱えながら答案構成をして、書き始めました。結果、ただの作文と化しました。1問目は学問の自由関係で法律論も書いたけど、2問目はマジで、初学者でも書けるような作文。時間内に書き上げたものの、終わった瞬間に最低評価を覚悟しました(結果はAでした。まったくもってなぜなのか不明)。
絶望の中で1日目最後の行政法。苦手科目だったので気合を入れて臨む。設問だけ見ると、変な問題ではなさそう。でも、中身を考えてみると、個別法がなかなか読み解けない。個別法のトレーニングもっとしっかりやっておけばよかったと現場で後悔。原告適格を書こうにも何となくふわふわした根拠しか見つからない。でも時間をかけすぎるわけにもいかないので割り切って次へ。二つ目の問題はまあよし。本案の問題の誘導に乗ろうとしたところ、全く誘導してくれない。なにこれ?訳が分からないので素直に出てきた順番に書いていくしかなかった。まず裁量の有無を論じて、それから主張と反論。書いていく中で出題の意図がつかめてきて、ここで大きく書いたものを消して修正しながらなんとか途中答案だけは回避。正直こっちも何が書きたいのか伝わらないような答案になってしまった。(結果B)
1日目を終えて、ホテルに戻った。本当に絶望感しかなく、人生で初めて親に電話して泣いた。それぐらいにはできていなかった。晩御飯に食べた牛丼は全く味がしなかった。
この日はさすがに疲れていたのか早めに寝つけた。