45 アンコールワット・5(第2回廊まで進む) | シニアのマレーシア滞在記

シニアのマレーシア滞在記

73歳のシニアによるマレーシア珍道中の記録。2024年5月から6月の43日間滞在記です。

 左右に環濠を見ながら進むと、中央西塔門があります。玄関のようなところです。いよいよアンコールワットの中に入ります。塔門は人がすれ違える程度の幅です。外からは見えなかった中央祠堂(しどう)が見えます(とんがり帽子の中央の一番高い塔)。でも、まだ遠くに見えるだけ。

 

 アンコールワットの石材、つまり石にさわることはできます。ざらざらしている砂岩のようです。「触れないでください」というような表示はありません。


 構造物は近くを通るとやっぱり大きいです。黒と灰色が多く、どっしりとしています。

間近に見ると迫力があります

 中に入ると、さらに参道が続き、周囲は芝生がきれいに整地されています。左側には小さな寺院があります。中にも入れるようで、おそらく陰を求めて中に入っている観光客がいるようです。また右の方には池があり、水をたたえています。ガイドブックには左右に池があるという説明がありますが、私が行ったときは右側だけでした。

沐浴の池らしい。4カ所も。

 なおこの沐浴のためといわれる池は「地球の歩き方」によると灌漑用水ではなかったかということです。

 さらに進むと道路が広くなっており、形から十字テラスとよばれています。そして階段を少し上ると第一回廊があります。左に曲がって少しだけ第一回廊を歩きました。きれいなレリーフがあります。でも触れないようにロープが張ってあります。日が入らないところがあるので、外よりは暑さが和らぎます。回廊ですから一周できます。調べると全長800mとのこと。 


 入ったところに戻って中央に向かって直進します。すると沐浴のための池があります。参拝者が身を清めるためのものだったとか。25mプールを一回り小さくした程度の大きさの池が4つ、田の字にように配置されています。今は水はありません。中に入ることはできそうですが、そんな観光客はいません。
 さらに進むと第二回廊があります。全長450mほどあるようです。第二回廊を通り過ぎて中側に入ると、陰で観光客が休んでいます。くずれた石の上に座っている人もいますが、なにしろ石自体が直射をうけていたので陰になってもまだ熱い


奥に見えるのは第二回郎。その内側にあたります。右には第三回廊があります。下の写真 

 

 中央には第三回廊や高い中央祠堂が見えます。あの有名なアンコールワットのとんがり帽子のような中央祠堂が手の届くところにあります。やや低い祠堂も4カ所にあります。第三回廊を上に見ながら他の観光客について歩いて行くと、とても急な階段があります。そこから第三回廊に登ることができるようです。


上部にあるのが第三回廊。中央左に石段があるが、ここは通行禁止。柵があります

 

 

中央が第三回廊。手前右が第二回廊の一部。

 

 アンコールワットは西側から入ってきました。第三回廊への階段は東側にあります。
 石の階段ではなく、ぐらぐらしそうなはしごのような階段があります。上りと下りの二本が並んでいます。係員が二人います。


急な階段の上から下を見たところ。アンコールワットの周囲にはジャングルがあります。それが見えています