18 ペナン・7(楽しみのホテルへ) | シニアのマレーシア滞在記

シニアのマレーシア滞在記

73歳のシニアによるマレーシア珍道中の記録。2024年5月から6月の43日間滞在記です。まだ更新中です。続きます。

 ペナンでの初日の夕食はコムターというビルのショッピングゾーンで中華風の麺にしました。その後はMIXUE(ミーシュー) というアイスクリーム店でマンゴー・タピオカ・ミルクのシェイク。これはとてもうまい。しかも安い。確か7リンギットでした。タピオカのことを中国語でbobaというので、メニューにはCreamy Mango Babo と表示されています。写真を見るとタピオカであることは一目瞭然です。タピオカは日本では人気が下降しているようですが、私は好きです。

 ようやくペナン2日目となりました。ジェンペナンホテルの朝食は充実しています。午前8時前に食堂に入ったところ、すぐに席に案内されました。でも、それから30分もすると満席になり、レストランへの入場を待つ長い列ができています。レストランは狭くはないのに。土曜日なので朝、ゆっくりしている客が多かったのかもしれません。


 バイキングの品数は多いとはいえ、マレー風の味付けが大半です。目の前に提供されたら手を出しますが、バイキングなのでわざわざ持ってくるにはちょっと…。日本のシニアはダメです。いや、私だけがダメなのかも。
 その点、パンは世界共通です。いろいろなパンが選べます。チーズは3種類のブロックがあり、それをナイフで切って自分のお皿に載せるシステムです。カマンベールなど日本人の口に合いやすいチーズでした。飲み物も世界共通です。


 朝食会場でゆっくりとしました。チェックアウトは12時です。これはありがたい。ペナンでは2つのホテルがどちらも12時チェックアウトです。
 さて2日目の動きをどうするかということ。決めてあるのはお昼は霧島という和食店にすること。この霧島はジョージタウンの中心部にあり、アクセスが楽です。それと荒川のご主人から「シティテルというホテルの中に霧島というお店があり、女将さんに荒川で聞いたと言ったらちゃんとしてくれる」という話を聞いていました。ならば行ってみようということになりました。
 でも、お昼は12時オープンです。荒川もそうでした。ジェンペナンから霧島へは十分に歩ける距離ではありますが、リュックを2泊目のイースタン&オリエンタルホテルに預けておく方が楽なので、そこへGrabで直行することにしました。1.5kmほどなので歩けなくはないけど、なにしろ暑いので消耗を避ける必要があります。それにGrabが安い。300円ほどでした。
 イースタン&オリエンタルホテルはペナンでは特別なホテルです。日本で言うところの帝国ホテルのようなステータスと言ってもいいのかもしれません。興味のある方は検索してみてください。この度のペナン旅行の最大の楽しみがこのホテルに宿泊することでした。
 Grabがイースタン&オリエンタルホテルに着けてくれたのでロビーに入ります。車寄せのアプローチは狭いです。でも、ロビーは伝統を感じさせてくれます。色合いも重厚。奥行きはあまりないけど、横に広いです。ソファーもゆったりしています。ドアマンが当然のように重そうなドアを開けてくれました。
 フロントに行き、予約してあることを伝え、チェックインまで荷物を預かってほしいと伝えました。パスポートの提示を求められ、宿泊を確認しています。
 このロビーはHeritageです。Annexの方を案内してくれます。日本的に言うとHeritageは旧館、Annexが新館となります。詳しい説明は他のサイトを見てください。私は自分が見たことだけを話題にします。
 フロントの女性は自らAnnexのフロントまで案内してくれました。荷物を持つと2回も言ってくれたけど、丁重にお断りしました。HeritageとAnnexの間は隣接してはいるけど、建物は別になります。外部に面した通路を通ります。
 Heritageのフロントの女性がAnnexのロビーまで自ら案内してくれたわけが分かりました。配置図で示されてもわかりにくい構造です。それに後で分かったことですが、Annexのロビーには車寄せがないのです。2台ほどの車は停められますが、一般の車両、Grabを含めて近づけないようになっています。Annexのロビーは海側に向いているのです。それはそれは素晴らしい景観ですが、外からのアクセスはしにくいです。


 HeritageとAnnexの間の通路は内部に通じていますから部外者は基本は入れないようになってはいます。でも、入れることが分かりました。道路側には柵がありますが、中央部分に30センチほどの隙間があります。体を斜めにするとそこをすり抜けることができるのです。ガードマンがいるわけではないので出入りができるというわけ。私はその柵の空きから外に出たことが1回、入ったことが3回あります。もしも係員に声をかけられても宿泊者ですから問題はないはず。


 この柵をすり抜けないことにはAnnexから町に出る際にはぐるっと建物を回る必要があります。皆さんにもいつかこのホテルに泊まってもらいたいと思うとともに、その時にはHeritageとAnnexの間の通路から出ることがあるでしょう。もっとも将来的にはここの出入りが物理的に不可能になるかもしれません。セキュリティの甘さがありますから。