シニアのマレーシア滞在記+他の旅行も

シニアのマレーシア滞在記+他の旅行も

73歳のシニアによるマレーシア珍道中の記録。2024年5月から6月の43日間滞在記です。さらに他の旅行記も追加しています。

 初日の午後6時過ぎにホテルに着きました。カラリト五島列島がオープンしたのは2022年8月とのことです。新しい宿は確かに部屋も水回りもきれいです。でも、より大事なことは宿のコンセプトです。このホテルを選んだのは新しいからということではなく、口コミが高評価だったからです。

 行ってみると、口コミ通りでした。部屋も、眺望も、食事も、お風呂も素晴らしかったです。そして何よりも特筆したいのはスタッフの笑顔と接客態度です。五つ星の高級ホテル以上のような印象を持ちました。スタッフ全員がフレンドリーで接してくれます。

 

 食事は午後7時30分からなので先に私はお風呂に入りました。大浴場は部屋と同じ建物にあります。だからアクセスしやすい。宿によっては大浴場が離れていることがままあります。鳥羽国際ホテルは格式が高いけど、送迎バスでお風呂に行きました。戸田屋(鳥羽)はお風呂がたくさんあることがウリの一つですが、通路はややスリリングです。

 

 カラリト五島列島は閑散期のためか、お風呂は空いています。そして広い、広い。広すぎるほどです。

 

 この2枚の写真はホテルのwebサイトから拝借しました。右側が半露天です。この2つの浴槽はつながっています。右の写真の左側が、左の写真の奥にある開口部とつながっているのです。そうとう広いです。洗い場も十分。とても気持ちの良い大浴場です。

 初日、私は食事前と就寝前の2回もお風呂に入りました。冬場の時期なので、寝る前にもう一度暖まりたかったからです。

 

 食事は午後7時30分からです。この時間帯には他に3組がいました。

 これはレストラン。

 上の写真はホテルの中央部になります。大胆な作りです。内部はレストランになります。

 かまぼこ形の建物がレストランとフロントになります。私が宿泊したのはレストランの右側の建物になり、一部が写っています。

 

 これはカラリト五島列島の全体像。船から撮った写真だと思われます。これもウェブサイトから。私の宿泊棟は左側の3階です。大浴場はその建物の1階にあります。

 

 さて夕食。シェフがメキシコで料理をしていたことがあるとのことで、メキシコ風の食事をいただくことができました。とはいっても、五島列島で取れる食材が大半です。味付けも日本人にあうものでした。

 写真は残念ながら一部しか撮ってありません。おいしい食事に気を取られて写真がおろそかになってしまいました。

 食事が素晴らしいことに加えて、ホールスタッフが料理のことをよく知っており、質問に的確にしかも詳しく説明してくれます。笑顔で。思わず「詳しいですね」と言ってしまったほど。食材のことをたずねると、「後で聞いてきます」というホールスタッフもいる中、カラリト五島列島のスタッフは全員、食材や料理方法のことをきっちり認識しています。

 そのわけはシェフにあるようです。食事が終わり、引き上げようとするとシェフが待ってくれています。そして食事のことで話が盛り上がります。食事を作ってくださったシェフと直接お話ができると、一層おいしく思うものです。

 ようや初日が終わります。おやすみなさい。明日はレンタカーで福江島を回ります。

 まだ初日が終わりません。長崎空港で福江島行きのORCに乗ります。少し歩いてタラップからの搭乗です。タラップから乗り込むのは私は好きです。飛行機の全景が見える上に、小さなタラップにつまづかないようにしながら荷物を持って乗ることが旅行気分を高めてくれます。

 機材はATR 42-600型で48席です。全長23m、全幅25mです。座席は左右に2列ずつで、中央が通路です。私の席はプロペラの真横でした。

 CAさんは一人です。満席でした。

 

 今回、五島列島への行路を考える時、最初は船を想定していました。船の方が当然安いだろうし、シニアの私は時間は多少かかってもいいと考えていたのです。ところがなんと飛行機の方が高速のジェットフォイルよりも安いのです。半額近い! そのわけは追々と(笑)。

 ジェットフォイルは1日に2便です。ジェットフォイル船は2隻あるようですが、この時期、つまり閑散期に1隻はドック入りとのこと。そのため朝と夕方だけの運行です。

 片道が9020円。いいお値段です。ただし、島民割引があります。窓口でチケットを買おうとすると「島民証明ありますか」と必ず聞かれます。島民だと5000円弱です。それでもかなり高いですね。シニア割引は残念ながらありません。

 ジェットフォイルは長崎港を7:40と14:30の出発です。Peachが長崎空港に着くのが15:50予定ですから、長崎に1泊し、翌日の早朝便で福江島へ向かうということになります。

 一応念のため、飛行機を調べてみました。こういったことは夜遅い時間でもネットで簡単に調べられるので、今は個人旅行の手配がしやすいです。良い時代というべきです。

 長崎空港からはORCが福江島の「五島つばき空港」へ飛んでいます。これが正式名称らしいです。通称、福江空港、あるいは五島空港で通ります。長崎空港からは福江空港までは1日に2便ないし3便飛んでいます。1月は2便ですが、なんと16:50発の便があるではありませんか。Peachが着くのが15:50ですから、1時間の乗り換え時間。これはラッキーかもしれない。

 長崎空港から長崎港まではバスで1時間ほどかかります。でも、ORCで福江島に向かえば乗り換えは空港内ということ。さらに私を喜ばせたのは飛行機の料金です。鉄道は早めにチケットを購入しても割引はありません。でも、飛行機の運賃体系は複雑で、お得な料金があります。

 ネットで見るとエメラルド60という割引だとほぼ半額です。おそらく60日前に購入する場合に適用されるのでしょう。長崎から福江空港までの料金を詳しく見て見ましょう(笑)。通常12,400円、シニア割9,550円、エメラルド60はなんと6,650円です。ほぼ半額。島民割は5,900円。島民割りは行政から補助金がでています。

 福江島までの所要時間はジェットフォイルは90分ほど、飛行機は30分。

 こうなればORCしかありません。旅行の計画は早いほうがお得ということです。もっともおそらくキャンセルはできないので、そのことのリスクを許容する必要があります。体調管理などに気をつける必要があります。とはいえ、何も特別なことはしていなかったです。

 さてようやくプロペラ機が滑走路に入りました。離陸までに滑走路を移動します。その際直角に曲がることがありました。ジェット機はゆっくりと曲がります。ところがプロペラ機はまるで乗用車のようにスピードを緩めることなく曲がります。Gを感じるほどです。

 そして滑走路に入り、待機します。この時間は短かったです。飛行機が動き出してから飛び立つまでの時間が短い。地方の空港だから混んでいないのかな。

 窓からプロペラを見ていると、回転をあげると止まっているようにみえます。そして離陸のためスピードをあげます。この初期の加速はとんでもなく速い。大型ジェット機よりも速い体感です。

 小型のプロペラ機といえども、気流が安定していたのか、揺れません。快適な30分の空の旅です。

 福江島ではカラリト五島列島という比較的新しいホテルに泊まります。ここに2泊します。空港からホテルまでのアクセスは路線バスというわけにはいきません。空港でレンタカーを借りるのが一般的です。でも、レンタカーは翌日の1日だけ使えたらいいわけです。ホテルへのアクセスのために3日間も借りるのは合理的ではありません。

 ホテルのHPを見ていると、ホテルでレンタカーの貸し出しをしているとのこと。さらにホテルレンタカーを使う場合は空港や港までの送迎付きということです。これは私の旅にはぴったりのプランです。

 ということで福江空港でホテルからの迎えの車に乗ることができました。20分ほどでカラリト五島列島に到着です。長~い1日でした。いやまだ1日目は終わっていません。続きます。

 関空の第二ターミナル。かつてはお店も少なく殺風景なターミナルでした。でも、今はPeachの乗客数の増加に伴い、賑やかです。土産物店や食堂も増えています。

 さて懸案の機内持ち込みのこと。スーツケースの大きさは決まっており、それは守ります。問題は重さ。7kgというのは公式の数字です。これがどの程度まで厳格なのか、難しいところです。規定を超えると料金を払って預け入れ荷物扱いになります。この場合の料金はチケット購入時よりも高くなります。事前に申し込んでおく方がいい。私の場合はそもそも荷物のピックアップを避けたいので機内持ち込みをするしかありません。

 手持ちのトートバッグにはスマホのバッテリ、コンパクトカメラ、観光本などを入れてあります。これらをロビーの隅で体につけました。ポケットに入れるのは当然。ウエストポーチも膨れ上がるまでいれます。夏場だと衣類にポケットはないけど、冬服なのでポケットはたくさんあります。さらにダウンジャケットも着込むのでその下にウエストポーチなどを入れます。タブレットはむずかしかったです…。

 こうして見かけの体重を増やして保安検査の列に並び、関所、つまり計量に進みます。スーツケースとトートバッグを一緒に計りの上に置くように指示されました。7kgは超えています。でも、OKでした。やれやれ。関門突破。

 近くに保安検査のレーンがあります。その横で、ダウンジャケットを脱ぎながらポケットの物をレーンの箱に入れました。箱は3個必要でした。身体チェックのゲートはブザーが鳴ることなくクリアします。かつてはベルトがダメだったものですが、ベルトを外さなくても問題はなかったです。

 

 保安検査を終えるといわゆる制限エリアです。ここの土産物売り場も充実しています。ここで12個入りの赤福を買います。自分が食べるのではありません。

 

 Peachの搭乗はスムーズです。でも、離陸したのは14時40分です。10分遅れ。これなら長崎空港の乗り換えはできそうです。気流が安定していたのでしょう、揺れることはなかったです。乗客は満席近いです。機内ではNetflixの動画をダウンロードしてあったのでそれを見ていました。

 

 長崎空港には予定よりも10分遅れで到着です。想定の範囲内です。国内線の乗り換えのため一旦出口を通ります。ということはもう一度保安検査が必要になります。飛行機の乗り換えは保安検査をスルーできるルートがあると便利なのにと思ってしまいました。

 ORCはオリエンタルエアブリッジの略です。主に長崎の離島間を運行しています。チェックインを機械でしようとしたらエラーがでます。カウンターへいくと9桁の予約番号が必要とのこと。でも、予約したときのメールを見ても4桁の数字しかありません。担当者が調べてくれました。免許証を見せてようやく搭乗券が発券されました。ORCの搭乗券はANAが作っているようで、厚手の用紙でした。

 福江と書かれた搭乗口のあたりを見ていると、スタッフが来て「このスーツケースはお客さんのですか」と言います。ORCは重さ制限は10kgのはず。それに計量スポットもありません。油断していました。

 緊張しながら話を聞くと、飛行機が小型なので私のスーツケースは持ち込めないとのことです。そういえば思い出しました。かつて沖縄の久米島へ行った際、那覇までの飛行機は機内に持ち込めたのに、久米島便は持ち込めなかったことがありました。機内持ち込みのスーツケースの基準が飛行機の大きさ(乗客数)によって異なっているのです。幸い料金は発生しませんでした。

  

 ほぼ定刻に長崎空港発の福江島行きの飛行機に乗り込みます。続きます。

 

 五島列島への旅の初日のことから話題にします。ルートは関西国際空港から長崎へ向かいます。でも、その関空に出るまでに時間がかかります。初日は福江島のホテルに着いたのが午後6時前でした。つまりアクセスに1日要したということになります。そのことを詳しく書いてみます。交通機関をどのように使うのかということは個人旅行の場合は決定的に重要です。所要時間や旅費などが関係しているからです。旅行者にとっては大事な要素になります。ツアーの場合は基本はおまかせ。

 

 自宅を出発したのが午前9時です。車を駐車場に停めて(1日300円。安いです。つまりは田舎ということ笑)大阪の鶴橋に着いたのが11時ごろです。

 近鉄大阪線を使って関空に行くルートとしてはこれまではバスか、南海電鉄を使っていました。バスの場合は上本町から直通バスがあり、便利です。1800円とややお高いですが、高速ばかりなので渋滞はほとんどなく、1時間ほどで着きます。Peachの第二ターミナルへも乗り換えなくていいので便利です。

 南海で行くには難波で近鉄から南海線に乗り換える必要があります。これはやっかい。10分以上かかります。しかも人通りが多く、スーツケースをひっぱりながらの移動は面倒です。料金は1000円ぐらいなので、バスの半額近い。

 

 今回は初めてのルートでJRを使いました。近鉄の鶴橋でJRの環状線の乗り換え、天王寺へ行きます。この乗り換えはとても楽。天王寺でJR関空快速に乗り換えます。天王寺の乗り換えは少し歩きますが、たいしたことはありません。ここで戸惑ったのは前4両だけが関空行きで、後ろの4両は和歌山行きだということです。そのアナウンスは何度も行われたので、初めてだったにもかかわらず間違うことはありませんでした。発車前のホームを後ろから前まで歩く必要はありましたが。

 

 トータルとして楽なのはバスです。でも、高い。近鉄特急とのセット券を買うと少し割引にはなります。JRの場合は乗り換えが2回あるけど、難波での乗り換えのことを考えるとJRの方が楽です。料金も所要時間もほぼ同じです。

 

 関空で昼食を食べます。神座のおいしいラーメンにしました。とても混んでいました。チケットを買うのに5分ほど、さらにラーメンを受け取るのに10分ほど待ちます。席はフードコートになっています。ほぼ満席でした。

 

 その後、第二ターミナルへバス移動します。無料バスがエアロプラザから出ています。第2ターミナルはPeach専用です。このことが面倒になります。それは後で……。

 初日の長崎への移動で気になっていることが2つあります。1つはPeachの機内持ち込み荷物の重さ制限です。往復ともスーツケースは預けないで、機内持ち込みにしました。理由は料金のことというより、長崎空港で乗り換え時間が短いのでスーツケースのピックアップを避けたかったのです。長崎空港到着予定は15時50分です。そこから福江島へのORCという離島便(プロペラ)は16時50分発です。Peachは遅れることが多いらしい。30分も遅れたら乗り継ぎが危険です。もしもORCに乗れなかったら面倒なことになります。これが2つめの心配なことです。

 

 今回の長崎旅行は5泊です。それを7kg以内のスーツケースに入れるのはかなりむずかしかったです。着替えを減らす努力はするものの、冬場です。Tシャツだけというわけにはいかない。出発前夜と当日の朝、スケールで何度もスーツケースの重さを計りました。でも、どうして7kgを超えます。

 

 第二ターミナルでのチェックインは機械で簡単にできました。QRコードを示したら、薄い感熱紙の搭乗券がでてきました。周囲の様子を見ると、保安検査の列の中でPeachのスタッフがスーツケースの計量をしています。しかも二人で。計量があるのです。荷物はスーツケースとトートバッグです。そこで私が取った行動は……。続きます。

 長崎県の五島列島へ行きました。五島列島はなんとなく良いイメージがありました。食べるものがおいしい、景色がいい、教会が多いらしい。その程度の知識しかなかったともいえます。

 今回の九州の旅は五島列島行きがあったわけではありませんでした。最初に決めたのはスタジアムシティ長崎というホテルが昨年の秋にできたのでそこに2泊するというパッケージがあったからです。さらにプリンスアイスワールドのショーもあります。それがジャパネットの企画でした。

 

 たまたまテレビでジャパネットの番組を見ていると、創立30周年記念としてホテル2泊とアイスショーが見られる観光パッケージが発売されていました。家族の日程も確認して申し込んだというのがことの始まりです。

 ただし、ホテル2泊とアイスショーだけです。往復の足はついていません。それは自力で確保しなければなりません。じゃあということで五島列島にも足を伸ばそうということになりました。五島列島は長崎からアクセスできるので島には2泊もしたら十分だろうと考えていました。

 

 ところが、当然ながら離島はアクセスが簡単ではありません。五島列島でもっとも人口の多い福江島へのアクセスでも長崎からの船は1日に2便から4便程度です。海上経路にはジェットフォイル、高速船、フェリーがあります。

 料金を調べていると、長崎空港からの飛行機の方がジェットフォイルよりも安くなる場合があることが分かりました。飛行機は速く購入すると、大幅に安くなります。詳しくは後の記事をご覧ください(笑)。

 

 結局、ルートとしては初日は関空から長崎へPeachで飛び、そのまま長崎空港から福江島までORCというプロペラ機でわたります。そして福江島に2泊します。その後は中通島に1泊して長崎にもどり、当初予定したスタジアムシティ長崎に2泊するということにしました。この大きな行程が決まらないと、飛行機や宿の予約ができません。

 

 1月13日 関西国際空港から長崎空港へPeachで(長崎空港着15:50)。長崎空港から福江島の空港へORCの飛行機(17:20着)

       カラリト五島列島に2泊。14日は宿のレンタカーを借りる。

   15日 福江島の港から中通島の奈良尾港までジェットフォイルで移動(奈良尾港着9:50) レンタカー移動

       マルゲリータに宿泊

   16日 奈良尾港から長崎港へジェットフォイルで(長崎港着17:30)  スタジアムシティ長崎に2泊

   17日 レンタカーで長崎市内観光

   18日 ハビネスアリーナでプリンスアイスワールドショーを見る。長崎空港から関空へPeachで(関空着18:00) 自宅へ

 国内旅行としては大旅行となりました。もともとは先に書いたようにアイスショーがらみのスタジアムシティ長崎に泊まることが目的でした。でも、五島列島の印象が強烈でした。景色がいいだけではく、教会や隠れキリシタンの歴史などが強く心に残りました。そのことをおいおいと記録していきます。

    

 この滞在記には何度もGrabのことがでてきます。ライドシェアのことです。43日の滞在中、10回以上20回未満の利用でした。
 最近、日本でも一部の大都市ではライドシェアが解禁になりました。でも、日本ではライドシェアの議論がまともには行われていません。そもそもライドシェアって何だというところからの議論になります。国会で以前、小泉議員がライドシェアの定義について国交省に質問をしていました。「地域の自家用車や一般ドライバーがタクシー事業者の管理の下で安心・安全な運送サービスを有償で提供することを可能とする制度」としています。このタクシー事業者の管理の下でというところが、日本版であるゆえんのようです。東南アジアなどでインフラとして根付いているライドシェアとは異なる交通体系です。
 日本ではタクシー業務は2種免許が必要などのハードルがあります。当然認可を受けたタクシー会社のみが認められています。日本で一部可能になったのは2種免許がなく、しかも自家用車で仕事ができるということですが、その運営はタクシー会社が行っています。運転する時間帯なども規制があります。
 マレーシアではライドシェアのことをGrabと言います。実はGrabというのは民間の会社名で、ライドシェアのアプリを運用しています。つまりは配車アプリ。スマートフォンアプリを使用することで、一般ドライバーと乗客をリアルタイムでマッチングしています。米国のUber(ウーバー)もそうです。
 現在では、ライドシェアと言えばこのスマートフォンを活用したマッチングサービスを指すことがほとんどです。スマートフォンの普及により、これらのサービスは急速に広まり、海外では移動手段のひとつとして一般的になっています。

 ではこのGrab、何が便利なのでしょうか。ほぼすべての点においてタクシーを凌駕しています。
(1)Grabを探すのがシンプルで簡単。しかも速いことが多い。
 日本でタクシーを使おうとすると、まずタクシーを探す必要があります。雨でも降ろうものなら駅前にタクシー待ちの長い行列ができることは普通に起こります。大都市なら流しのタクシーがありますが、これもつかまえるにはコツがいります。荷物があると面倒です。
 Grabではスマホのアプリを操作すると、速いときは数分で、遅い場合でも10分あまりで迎えに来てくれます。雨の時には捕まえにくいことはあるようですが。

(2)行き先を口頭で言わなくてよい。
 日本でタクシーを使うと、口頭で行き先を伝えます。有名なホテルなどの場合は伝えやすいけど、時には道案内をする必要があることもあります。今はナビがあるので比較的、面倒はないとは思いますが。
 Grabはアプリで行き先を指定することから始めます。迎えの場所はGPSで今の場所が初期設定で指定されます。アプリで行き先を何文字か入力すると、予測していくつかの候補が出てきます。多くの場合、その中から選べます。しかも、英語にも日本語にも対応しています。Grabアプリは基本は英語ですが、行き先はカタカナで入れても探してくれるという多言語対応です。
 アプリの英語も定型的な言葉だけなので、2回か3回使えば分かります。中学1年程度の英語で可能です。
 行き先を口頭で伝えなくて良いというのは非常に楽です。ストレスにもなりません。Grabに黙って乗り込めばいいのです。時には運転手が行き先を口頭で確認することもあります。イエスという一言で済みます。

(3)料金の支払いがない
 もちろん無料という意味ではありません。Grabアプリを設定するときにクレジットカードを登録するので、カード払いになるということです。日本でタクシーに乗ると料金の支払いが意外と面倒です。カードが可能なタクシーも増えてはいますが、カード決済の手間がかかります。
 さらにGrabは料金を事前に決めるので明朗会計です。Grabアプリで車を呼ぶとき、行き先を入れると料金が3種類ほど表示されます。
 料金は「JustGrab」が安いです。車は小さめで古いことが多い。「GrabCar Plus」はやや高級車のようです。私は一度も使わなかったけど。他に5人乗りなどがあります。「GrabCar Premium」というのもあり、代金が上がります。
 車種のグレードに応じて料金を利用者が選ぶことができるのです。極めて明朗です。 さらに料金も安いです。ただこれはガソリン代が安いことや車の維持費、人件費などが日本とは異なるので、マレーシア並みの価格を日本で求めるのは無理です。ガソリンは1リットルで65円ほどでした。
 Grabの代金はダイナミックプライシングというもので、刻々と変わります。車の台数や客の人数などでAIが判断するようです。私の乗ったところでは10km以内だと10から20RM程度でした。
 バスや地下鉄の料金は距離によって異なるけど、まあ2から3RM程度です。二人がGrabを使うと、バスや地下鉄の料金に近くなり、3人だとほぼ確実にGrabの方が安いでしょう。暑いマレーシア、Grabが圧倒的に便利なことはいうまでもありません。

(4)Grabは安全
 クアラルンプールではGrabの他に、タクシーもあります。見ることは少ないけど。ではどちらの方が安全なのでしょうか。
 実はGrabの方が安全だという声を何人もの駐在員の家族から聞きました。意外な気がしますが、運転手のマナーもGrabの方が良いという話も聞きました。
 実はGrabアプリからタクシーを呼ぶこともできます。価格は幅があるので確定していません。ならタクシーよりもGrabの方が良いということになります。
 ライドシェアは暴行などの犯罪が心配という一般論があります。でも、駐在員の家族の話を聞く限り、そんなことはありませんでした。日本の治安は東南アジアよりも良いと言われています。東南アジアですら犯罪が多いということはなさそうです。
 
(5)Grabアプリが秀逸
 一般ドライバーと乗客をリアルタイムでマッチングするアプリがあればこそのライドシェアです。それがマレーシアではGrabになります。
 行き先や料金のことはすでに書きました。Grabアプリの使い良さはそれだけではありません。GPSと連動しているので、呼んだ車が今、どこにいるかということがリアルタイムで地図上に表示されます。モールで車を待つ場合、外で待つのをできるだけ避けたいです、暑いですから。アプリを見て、車が近づいて来たら道路際に出るということができます。
 アプリには車の車種やナンバーが当然、表示されます。Grabアプリを使って会話をしたり、チャットをすることも可能です。
 ある時、Grabを使うとチャットでメールが届きました。「ドライバーはろうあ者です。ドライバーへの連絡はチャットを使ってください」と。基本的にドライバーと会話する必要はないので、全く問題はありません。ハンディがあっても普通に仕事が出来る社会環境に驚くばかりでした。緊急車両のサイレンが聞こえないなどのハンディはあるのでしょうが、それを補うだけの注意深さがきっとあるのでしょう。

 Grabアプリはマレーシア国内のペナンはもちろんのこと、シェムリアップでも当たり前のように使えました。カンボジアです。表示は英語のまま、ただし料金はカンボジアの通貨、リアルです。
 シュムリアップではトゥクトゥクという三輪車も、Grabで呼べます。ハイテクの配車アプリが日常的に使われているのです。これもスマホがあればこそ。
 東南アジアではシンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、カンボジア、ミャンマーの8ヵ国でGrabが使えるようです。Grabという配車アプリの利便性とともにそれを認めているそれぞれの国の政策があります。
 日本ではインバウンドに期待しているものの、世界基準のライドシェアはまだまだです。

 ICC PUDUは巨大なホーカーです。ホーカーはフードコートのこと。あえて違いを言うと、フードコートはエアコンがあるなど、やや高め。


これは入り口。奥がとても広い。見て回るのは楽しい

 

 ICC PUDUは広いです。お店の数は200を超えるとか。ローカルの皆さんが多いけど、旅行者も来ています。午前6時から昼過ぎまでの営業のようですが、朝、早めに行かないと席がないらしい。コンドミニアムを7時過ぎに出発し、7時20分過ぎにはICC PUDUに入りました。それでも席はかなり埋まっています。


この写真は某サイトから拝借しました

 私たちは6人だったので、席の確保が大事です。するとスタッフらしき女性が案内してくれます。そして6人が座れるテーブルを確保してくれました。こんな寄せ集めのホーカーなのに席の案内があるなんてと思っていると、やおらメニューを取り出し、ここから2つは注文してと言います。
 何のことはない、とあるお店のスタッフが勝手に席を確保し、強制的にそのお店のものを注文させるという仕組みのようです。まあメニューには飲み物もあり、それでもいいとのことなので、飲み物を2個注文しました。価格は普通です。まあ良心的なビジネスかも。

 

 さて肝心の食事の注文をします。なにしろお店が多い。お店の前には写真付きのメニューがあるのでそれを見て考えますが、なかなか難しい。結局、注文したのはアサリがたっぷり入ったラーメン。スパイシーではないことを確認して注文しました。
 確かに大きなアサリがたくさん入っています。でも、味は大味です。その他にも、小物をつまみました。
 意外というと失礼に当たりますが、意外にお店はきれいです。料理しているところが見えるお店が多いです。いわばオープンキッチン。自信がないとオープンにはできません。マスクをしているところもありました。

 

 

 今はドリアンの季節です。出口近くでドリアンを売っています。割って中の実だけを販売しています。客が来てからドリアンを割る作業をしているのでじっくりと見ました。でも、結局、生のドリアンを食べることはなかったです。チャンスはいくらでもあったのですが。おしいことをしました。

 

マンゴーを物色する私。近くのスーパーです。マンゴの種類にこだわります(笑)。でも、味はどれもおいしい

 このたびのマレーシア滞在ではいくつかのミッションがありました。行きたいところやしたいことです。
 そのほぼすべてを達成できました。残ったのはfatty crabというレストランに行くことです。カニがいただけるお店です。カニといってもタラバやズワイガニではありません。こういったカニは寒い地方でとれます。南国向きではありません。
 なぜfatty crabかというと、実は26年前にそのお店に行ったことがあるので再訪したかったのです。1998年7月にマレー半島を旅行しました。目的の一つはマレー鉄道に乗ることです。当時、深夜特急という旅行記が話題になっていました。マレー鉄道に乗った記録です。
 26年前はバンコクで3泊し、飛行機でクアラルンプールへ。そこで2泊したあと、クアラルンプールからシンガポールまでマレー鉄道の旅をしました(途中、マラッカに2泊)。その際、クアラルンプールで寄ったお店の一つがfatty crabだったというわけです。


 このお店は中心部ではなく、郊外にあります。当時はバスを乗り継いで行ったので面倒でした。Grabのような便利な乗り物はなかったです。だからこそ思い出に残っているということもあります。加えて、カニをハンマーでたたいて割るという特徴のあるお店でした。
 そのお店が今もまだ営業していることを知ったときは驚きました。同じ場所で、ほぼ同じスタイルでお店を続けているのです。ガイドブックには出ていませんが、ネットの口コミ評価は高いです。
 営業は午後4時から。行列ができるお店とのことなので、オープン直後の午後4時過ぎにお店に入りました。すぐに席に案内してくれました。なお、午後5時を過ぎると入店待ちの行列ができていました。このお店は客の回転は速くはないので待ち時間は長いかも。座席数は多いです。

 

  カニの重さと味付けを指定します。2.4kgだったかな。最初の注文は。ソースは「ノット スパイシー」と。チャーハンも注文します。チャーハンはおいしかったので、みんなお代わりしたので、追加注文をしました。確かにここのチャーハンはおいしい。お勧めです(笑)。


 実はfatty crabでは手羽先も人気メニューです。でも、別のお店。だから注文は別になります。お店の外側で手羽先を揚げています。そこで注文して持ってきます。支払いもそこで。

公認のコバンザメ商法。手羽先がとてもおいしい

 

 26年前もこんな雰囲気でした。カニの甲羅を小さなハンマーでたたいて割ります。小さなペンチもあるので、それも使います。カニはソースが絡まっているので手がベタベタになります。お店には広い手洗いがあり、同時に数人が手を洗うことが出来ます。
 このお店でかつて印象的だったことがもう一つあります。それは片付けの方法です。テーブルの上はカニの甲羅などが飛び散っています。それをあっという間にきれいにしたのです。方法はコップなどを片付けたあと、テーブルフキンでくるんでそのまま片付けるのです。ものの一分もかからなかったような記憶があります。26年前のことですが。
 今回もやっぱり同じようにテーブルフキンでくるみます。でも、人数が多かったためテーブルの上には飲み物の入れ物や食器がたくさんあり、それを片付けてからのフキン作業でした。それでも、見ている間にテーブルがきれいになります。その上に新たなフキンをしいて次の客を迎えます。
 なお、車の駐車がしにくいです。Grabがいいかも。余計な情報です(笑)。


 

 カンボジアの都市というと、プノンペンぐらいしか思い浮かびません。せいぜいシアヌークビルか。

 シェムリアップはこのブログで何度も使ったように、アンコールワットがある都市です。立派な空港が昨年完成しています。また行ってみたいと思う都市です。

 

 私の好きなフレッシュジュース。いつもはマンゴーばかりなので、このときはオレンジにしました。

 下の写真のフルーツ棚からオレンジを2個厨房(?)へ持って行きます。

 

 

 それを2つに切ります。そしてジューサーのようなところに入れて、力任せに押しつぶしてジュースにします。手動のジューサー。

 氷を入れないと冷たくないので、氷を入れてもらいました。

 

 シェムリアップのオールドマーケット。ここはぜひとも行きたいところではありました。地元の皆さんが使うマーケットです。この写真は乾物ですからにおいは許容できました。でも、中は通り過ぎるだけで精一杯です。じっくりと見ることはできなかった……。

 お店の人も、外国人は相手にしていないかも。

 

 上の2枚はスーパーマーケットのレジのそば。冷凍庫には日本語が表示されたままの食品がずらっと並んでいます。アイスが多いけど、納豆もありました。

 

 

 道ばたで売っていたアサリ。氷もなく、鮮度は大丈夫なのかな。

 

 有名なパブストリート。時間が遅くなると、さらに賑わいます。欧米人が多かったような印象です。この通りで夕食をいただきました。アンカービールは1ドル(150円)でした。

 今後、アンコールワットの日の出を見る人への私のアドバイスを書いておきます。僭越ですが。

 このあたりは日の出の時刻は年間を通して大きくはかわらないのかもしれませんが、日の出の30分前には中に入っておきたいところです。チケットを買う必要があれば市内を日の出の1時間も前に出たら十分です。チケットセンターは広いけど、窓口が全部開いているわけではありません。
 チケットを持っていたら市内からは20分足らずで到着します。
 チケットは1日券(37USドル)、3日券(62ドル)、7日券(72ドル)があります。1日券か、3日券か、迷うところです。私は3日券でしたが、同行の家族は1日券でした。

 

 市内からアンコールワットまでの交通はトゥクトゥクが旅の風情があり、楽しめます。Grabで呼ぶことができます。3日目の早朝(午前4時過ぎ)、Grabでトゥクトゥクを探したところ、片道が14100リアル、550円ほどです。帰りも行きの運転手にお願いしました。2時間あまり待っていてくれたことになります。代金は2万リエル要求されました。Grabよりも高くなってしまうけど、待っていてくれたし、トクトクを探す手間がいらないのでチップ込みと考えて2万リエル(770円)を渡しました。
 この交通費が安いので2回以上のアンコールワット観光がしやすいです。さらに私の場合はクアラルンプールからでした。直行便のエアアジアは午前7時40分ごろシュムリアップ空港に到着しています。ホテルに早めに入り、食事をしたあと、アンコールワットへ行きました。これが1回目となります。非常に暑かったけど、第3回廊へ上がることができました。

 

 

 

 

 シュムリアップへの到着の時刻やツアーなどとの関係があるので一概にはいえないけど、時間的に可能なら3日券を購入すると選択肢が広がります。なお2日券はありません。
 追加情報。クアラルンプールからシェムリアップへのエアアジアの時刻が変わったようです。常に最新情報を会社などの信頼できるところから得る必要があります。

 

 もう一つガイドのことです。当初は日本語ガイドをお願いしようと考えていました。でも、最終的には断念しました。ガイドをつけるといちいち立ち止まっての説明があります。アンコールワットだけで2時間30分はかかりそうです。子どもたちはそれは苦行でしょう。実際、日本語のガイドをつけて回っている家族もいましたが、お父さんは疲れ切った顔をしていたし、子どもも体調を悪くしていました。

 なお、日本語ガイドの料金は事前にオプションでツアー会社に申し込むのが最も高価です。それは仲介業者が入ると価格が高くなるのは当然です。初日の午後、暑い時間帯にアンコールワットへの参道を歩いていると「ガイドいりませんか。説明がないとアンコールワット分からないよ」というガイドの売り込みが2人ありました。そのうちの1人は「2人で20ドルでいいよ」とつぶやいていました。2人で20ドルは安いです。観光客が少なかったので値段を下げたのでしょう。ガイド料金もダイナミックプライスなのですね。

 結論としてはコスパ的には日本語ガイドはなくても良いというのが私の考えです。細かい説明を聞くよりも、自分の目で見て、写真を撮って……ということに時間を費やしたいです。
 
 行ってみるとがっかりする観光地は多いです。マーライオンと比較するとアンコールワットに失礼ですね。アンコールワットは私が長く行きたいと思っていたところということもありますが、他の家族もみんな満足していました。
 
 アンコールワットはたくさんの遺跡が周囲にあり、アンコールワット遺跡群と言われています。もう一度行きたいかと問われたら迷うことなく、「行きたい」と答えます。